
認知症ケア ハーブグループの取り組み
ハーブグループは、グループ全体で認知症の予防・維持改善に取り組んでいます。

認知症の診断と薬などによる治療
認知症にも様々な原因があり、治療法も異なります。
ハーブ内科皮フ科では、問診・診察・検査(血液、頭部CT)などにより正しく診断し、効果的な治療薬を投与します。
ポイントは、
@中核症状(物忘れ、認知能力低下)に対しての薬と、
A家族が最も困る周辺症状(陽性、陰性)に分けて、
それぞれに最適な投薬を、症状の変化に即応して行うことです。
ハーブ内科で治療を行うメリットは何ですか?
大病院で受診をするのには、予約から受診まで何カ月もかかります。
変化を感じた時点で受診をすることで、早い段階から治療をすることができます。また、調子が悪くなったときに、認知症のみでなく内科的なことも含め、すぐに対応できるのも診療所の良いところです。
早期発見、早期診断、早期治療で症状が軽減され、ご本人やご家族が随分楽になった、というケースが数多くあります。
受診でどのようなことを行いますか?
「物忘れに関する問診票」の記入、長谷川式スケール(簡易知能検査)、頭部CT、血液検査を行います。
治療方法として内服薬、貼り薬、注射、サプリメントがあります。
くもん学習療法とは?
脳トレの東北大学川島教授を中心とする共同研究チームによって研究、開発されました。認知症を予防・改善する効果が科学的に証明された唯一の「非薬物療法」です。
音読と簡単な計算を学習者と支援スタッフがコミュニケーションを取りながら行う事で、学習者の脳を活性化し認知機能やコミュニケーション機能、身辺自立機能などの前頭前野機能の維持、改善を図るものです。
基本的にははスタッフ1人、利用者様2名で行いますが、要介護度・認知症の程度が高い方は職員1人、利用者様1名で行うこともあります。
個別の対応をすることで利用者様とじっくり関わることができ、利用者様も焦らずに自分のペースで取り組むことができます。
コミュニケーションでは普段口数の少ない方がたくさんお話することもあり、利用者様の新たな一面や発見の尽きない楽しい時間になっています。
くもん学習療法公式サイト
回想法とは?
なつかしい思い出をよみがえらせ楽しみながら話すことで、脳を活性化し精神を安定させ認知機能が改善される効果があるといわれています。
実際の場面では、なつかしそうに若い頃のお話をされ、思いがけないエピソードが飛び出します。また、口数の少ない利用者様が身振りを交えてお話ししてくださるなど、普段とは違う生き生きとした表情を見せていただくこともあります。
タクティールとは?
タクティールケアは、スウェーデン発祥のタッチケアです。
手を使って10分間程度、相手の背中や手足を「押す」のではなく、やわらかく包み込むように触れます。
効果としては、心地よさや安心感、痛みの軽減をもたらしてくれます。また、身体が温まる、心地よい睡眠や深い呼吸ができるようになる、腸の蠕動運動が活発になるなどが挙げられます。
認知症の方へタクティールケアを継続的に行うと、自分自身の身体の認識や自己意識の向上、身体的・精神的な症状を和らげることがあります。
タクティールケア公式サイト
ハーブの連携について
ハーブでは毎日の連絡事項の申し送りに加え、毎月行われている会議で情報を共有しているため、ケアマネージャーと医療・介護スタッフがスムーズに連携が取れていますので、複数のサービスをご利用の方にも安心していただけます。