HOME > 病気・検診について

症状別

●発熱
●食欲不振
●体がだるい
●体重減少
●肥満
●頭痛
●物忘れ
●意識障害
●不眠
●ふらつき・めまい
●耳鳴り
●嗅覚障害
●味覚障害
●口渇
●嗄声(声かれ)
●いびき
●胸痛
●動悸
●治りにくい咳
●喀痰の異常
●喀血
●のどがつまる
●息苦しい
●腹痛
●嘔気
●下痢
●便秘
●血便
●関節痛
●腰痛
●肩こり
●脱力・筋力の低下
●四肢冷感
●手足のしびれ
●足のむくみ
●排尿障害
●リンパ節膨張
●体がかゆい
●皮膚が痛い

疾患別

内科

●生活習慣病
●高血圧症
●心臓病
●不整脈
●心不全
●メタボ・糖尿病
●高脂血症
●痛風・高尿酸血症

呼吸器疾患・感染症

●治りにくい咳・痰
●喘息
●肺癌
●肺気腫(COPD)
●間質性肺炎
●睡眠時無呼吸
●禁煙指導

腎・泌尿器

●排尿障害
●腎臓障害
●尿管結石

筋肉・骨

●骨粗しょう症
●正しい食事と運動
●慢性関節リウマチ
●腰痛症

在宅医療

●在宅医療について
●食欲不振
●床ずれ
●息苦しい・在宅酸素治療
●ガンの在宅療養
●ガンの緩和ケア

消化器

●胃疾患と胃カメラ
●胃 ピロリ菌感染症
●大腸疾患と大腸カメラ
●逆流性食道炎
●過敏性腸症候群
●潰瘍性大腸炎
●歯周病と糖尿病
●便秘症
●肝炎
●胆石症

ガン

●ガン検査
●ガンの在宅療養
●ガンの緩和ケア

血液・ホルモン

●甲状腺疾患
●貧血
●男性更年期障害
●女性更年期障害

神経・脳

●めまい症
●不眠症
●ストレス・心身症
●うつ
●認知症・せん妄

アレルギー・皮膚病

●花粉症
●アトピー性皮膚炎
●じんましん・湿疹
●水虫・爪白癬
●帯状疱疹
●繰り返すおでき
●手足のイボ
●やけど
●にきび
●陥入爪
●脱毛症
●紫斑(皮下出血)
●手荒れ
●掌蹠膿疱症
●爪の異常

小児

●呼吸困難
●嘔吐
●伝染性疾患
 登園登校の目安

●下痢・血便
●低身長・成長障害
●熱発を伴う発疹
●熱発を伴わない発疹

その他

●漢方治療
●勃起障害
●若年性脱毛症
●プラセンタ治療

検診での異常別

●肝障害
●糖尿病
●高血圧
●高脂血症
●メタボ(肥満)
●腎機能
●貧血
●胸部X線の異常
●胃バリウムの異常
●便潜血反応陽性

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症状別

発熱(治まりにくい発熱は詳しい検査が必要)

発熱は様々な病気でみられますが、熱発の程度と重症度は必ずしも一致しません。
生命に関わる病気を見逃さないことが大切。2週間以上の熱発・体重が減る場合・寒気・顔色不良のある場合が要注意です。
感染症が多いのですが、膠原病や癌なども、まれに隠れています。
採血・検尿・胸部X線などを行う場合があります。

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食欲不振

ほとんどの病気でみられる共通の訴えです。
急性か慢性か?
体重減少が有るか無いか?
で大きく分けます。頻度としては精神的感情的な影響が多いが、生命にかかわるAの疾患の除外のため各種検査が必要です。

【食欲不振の原因】
1. 体重減少の少ない食欲不振
  @生理学的変動
   小児期のむら気、思春期の食欲不振、高齢者の食欲減退、妊娠、偏食
  A医原性
   薬剤の副作用、アルコール過剰飲酒、喫煙、極端な食事指導や思い込み
  B精神的因子
   抗うつ、うつ状態、ストレス、不安
2. 体重減少を伴いやすい食欲不振
  @1の状態が持続した場合
  A身体的異常
   癌、精神科疾患(神経症食思不振症、うつ病、精神病)
   消化器疾患(食道疾患、胃十二指腸疾患、肝疾患、胆石)
   糖尿病、感染症、AIDS、腎機能障害、腎臓病

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全身倦怠感(全身の病気以外に、ストレス・うつも多い)

だるい・疲れやすい・やる気がわかないなど。
原因は様々ですが、大きく4分類すると
@過度の運動や睡眠不足などによる肉体的疲労
A感染症や内臓疾患など器質的疾患
Bうつ病・うつ状態・不安障害・適応障害などの精神的疾患
Cこれらの混合状態
に分けられる。
生活様式、オーバーワークがないかどうか、仕事内容、睡眠状態、タバコ、アルコール、薬物、食事量、分娩時の大出血、1日の症状の変動、体重変化、慢性病の有無など、聞くべきことが山ほどあります。
まずは明らかな体の病気(感染症や癌・膠原病など)の有無をチェックし見落とさない事。
疑わしい部位に対して必要な検査を行います。その上で うつ・ストレスと判断されれば、必要で適切な治療を行います。

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体重減少(身体の病気以外に、ストレス・うつも多い)

急激な体重減少は、器質的疾患を疑います。
症状としては、
@飲み込みが悪い(食物摂取不足)
A嘔気を伴う
B下痢気味
C腹が張っている
D咳を伴う
E発熱を伴う
F内分泌、代謝異常
G腎臓が悪いと言われたことがある
などで、様々な臓器異常が原因となり得ます。
隠れている病気(特に癌)を見落とさぬようチェック。
原因は多彩なので詳しい問診と必要な検査を行います。必ずしも、胃腸疾患だけではありません。
その上で、ストレス・うつなども考慮します。

体重減少をきたす疾患
1 摂取エネルギー減少 食物摂取量の不足 摂食中枢障害〔視床下部の器質性障害(胚細胞腫)〕
神経・筋疾患による咀嚼嚥下などの障害
神経性食欲不振症や精神疾患に伴う拒食
口腔疾患
消化器疾患、副腎不全、種々の全身疾患による食欲低下
消化吸収障害 消化酵素の機能低下(慢性膵炎)
慢性下痢〔潰瘍性大腸炎、クローン病など〕
蛋白漏出性胃腸症、消化管切除後
2 エネルギー代謝
・利用障害
糖尿病
3 エネルギー消費亢進 代謝亢進 甲状腺機能亢進症〔バセドウ病〕、褐色細胞腫
運動の過剰
発熱
蛋白異化 悪性腫瘍、消耗性全身疾患

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肥満

肥満のため健康障害(膝関節痛・息切れな)があるか、原因の病気がある場合を「肥満症」とします。
基礎疾患がなく、主に過食・運動不足のため体脂肪が増す単純肥満と基礎疾患のある2次性肥満に分けます。
前者は生活習慣の改善をめざし、後者は原因(内分泌・薬剤性など)の検査が必要です。
いずれにせよ、放置すると長期的には本人にとってつらい状態となり得るので、一度ご相談下さい。

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頭痛(大半は良性)

最も多い症状の1つ。
慢性かつ進行性に進む場合が要注意。
身体だけでなく、精神的要因、家庭、仕事、社会的背景、症状の時間的経過、特に強く訴える部位、発作性か持続性か、1日のうちの時間帯、前駆症状、随伴する症状(視覚異常、嘔気、流涙、めまい、耳鳴り、しびれ、構語障害など)のチェックが必要。
皆様が心配するほどには、大半は生命の危険はありませんが、やはり原因は様々。
肩こりの延長の筋肉痛・片頭痛(ズキンズキン)・高血圧による後頭部痛・副鼻腔炎など。
突然ドカンのクモ膜下出血(40歳以上)が要注意。すぐ頭部CTを撮影します。


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物忘れ

@内科的な病気や薬の副作用による体調不良
A脳障害(脳血管性・脳腫瘍・水頭症など)
B認知症
C老化現象
などに分けます。
@は病歴と一般検査、Aは頭部CT、Cは@ABの否定後の除外診断です。
長期的にはやはり、B認知症 が問題です。アルツハイマー型・レビー小体型・ピック型・脳血管型 などが代表的で、それぞれに特徴があります。
当院では“コウノメソッド”に基づいて診断治療を行っています。

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意識障害(家族からの情報が重要)

いつ・どこで・何をしている時に・どのように・どれくらいの時間続くか・外傷の有無などを聴き、内服薬・以前の検査結果などチェックします。
脳・血圧・心臓などの重い病気が隠れている場合が多いので、必要時には総合病院を迅速に紹介します。

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不眠

夜眠れないことに苦しみ、そのため翌日の社会生活が障害されるもの。
@寝入りが悪い入眠困難、
A夜間に2回以上目が覚める途中覚醒、
B2時間以上早く目が覚める早期覚醒、
C眠った満足感のない熟眠障害に分けて、週3回以上です。
やはり身体疾患(高血圧・心臓病・腰痛・頻尿・睡眠時無呼吸・むずむず脚など)や中枢神経疾患(脳血管障害・パーキンソン病など)の除外が必要です。
さらに詳しくは不眠症をお読み下さい。
正しい睡眠剤の飲み方も大切です。

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ふらつき・めまい(回転性の多くは予後良好)

疾患別 → めまい症へ

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耳鳴り(ほとんどは予後良好なるも、うっとうしい病気です)

要注意の耳鳴りは、リズムのある耳鳴り・片側の耳鳴り・他の症状を伴う耳鳴りです。(検査が必要です)
いったん無害と判明したら、内服薬等を飲みつつ、症状に次第に慣れていくのを待つことです。

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嗅覚障害

様々な原因がありますが、圧倒的に慢性副鼻腔炎や鼻アレルギーが多いです。
副鼻腔CTやアレルギー検査などを行います。

【嗅覚障害の原因】
1. 急性・慢性副鼻腔炎
2. 鼻アレルギー
3. 感冒後
4. 頭部外傷
5. 先天性
6. 抗がん剤
7. 中核疾患
8. 頭蓋内手術後
9. 鼻副鼻腔手術後
10. 加齢
11. その他

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味覚障害

原因は様々で、発症するため詳しい問診と、場合によっては採血なども必要です。
年齢が関係する場合が多いのですが、唾液が減る病気・薬の副作用等もあります。
ビタミン剤・亜鉛・漢方・胃粘膜保護剤などで症状が改善する事が確かにあります。

【味覚障害の原因】
1. 全身疾患
  @腎不全 A肝炎、肝硬変 B胃腸疾患 C高血圧
  D悪性腫瘍 Eビタミン欠乏症(A、B群) F亜鉛欠乏症 Gその他
2. 薬剤性
3. 特発性
4. 心因性
5. 口腔疾患
  @口内乾燥症 A軟口蓋炎 B舌炎 Cその他
6. 風味障害
7. 味覚嗅覚同時障害
  @特発性 A頭部外傷後 Bその他
8. 末梢伝導路性
  A舌神経 A鼓索神経 B大錐体神経 C中間神経 D舌咽神経 Eその他
9. 加齢
10. 内分泌性
  @妊娠 A糖尿病 B甲状腺疾患 C副腎疾患 D下垂体疾患 Eその他
11. 頭部外傷後
12. 感冒後(味覚障害のみ)
13. 中核性
14. 放射線性
15. 遺伝性
16. その他

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口渇

唾液分泌が減るもの(例:シエーグレン症候群)、多尿により体から水分が失われる(例:糖尿病・腎不全など)逆に尿が少ない場合(例:水分摂取が少ない)、発熱を伴うもの(例:感染症)、息苦しさを伴うもの(例:喘息)など。
高齢者で、夜間口を開けて寝ている方もいます。詳しい問診が必要です。

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嗄声(声かれ)

急性はいわゆる感冒。慢性(2週間以上)が問題です。経鼻内視鏡でチェックします。

【嗄声の診断の参考となる病歴と考えられる疾患】
1. 年齢・性別 ― 学童期の声帯結節・中年以降の男性の喉頭癌
2. 職業 ― 声を使う職業(教師、歌手)・声帯ポリープ、声帯結節
3. 趣味 ― カラオケ、詩吟・声帯ポリープ、声帯結節
4. 飲酒喫煙 ― 重度の飲酒喫煙歴・喉頭、咽頭癌
5. 手術の既往 ― 頸部、胸部、食道の手術・反回神経麻痺
6. 精神状態 ― 不安定・心因性嗄声、失声
7. 生活環境 ― 揮発性物質の吸入・慢性咽頭炎
8. 悪性腫瘍の既往 ― 肺、食道、乳腺、頭頸部癌・縦隔、気管傍への転移

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いびき

鼻のどの空気の通り道が細くなったため。10秒以上の呼吸停止は睡眠時無呼吸症候群を疑います。
原因は肥満・多飲・老化・蓄膿症・アレルギー性鼻炎など。
夜間の頻回な寝返りや日中の頭痛・傾眠・集中力低下などは、睡眠時無呼吸による脳の低酸素を疑う症状です。ご相談下さい。

いびきへのアプローチ

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胸痛(「命にかかわる病気」の除外が大切)

皮膚・筋肉・助骨・心臓・肺・食道のどれかの痛みです。
詳しい問診と診察によって、大半は診断可能。原因確定のために、胸X-P・CT・ECG・食道カメラなど必要な検査を行います。

病歴上の留意点
・胸痛を自覚する部位:放散する場合にはその方向
・胸痛の性質:押されるような、刺すような、切られるような、など
・胸痛の強さとその経時的変化
・発生時刻と発生回数
・持続時間:瞬間的、数分、数時間、数日持続するか
・胸痛発生の誘因があるか
・薬剤(例:硝酸薬)の効果
・胸痛とともに呼吸困難を感じるか
・胸痛の頻度
・発熱や咳はあるか

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動悸(心臓が悪いのか、そう感じているだけなのか)

脈が本当に速かったり、乱れているのか? それとも普通に打っているのを、敏感に感じているだけなのか。
不整脈の多くは無害で、不安感が強い場合は、安定剤がよく効きます。
気を失う場合や心臓に病気が確かに有る場合が要注意です。

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治りにくい咳(肺だけとは限りません)

蓄膿・気管支・肺・アレルギー疾患が原因の中心ですが、心臓疾患や胃酸の食道逆流・降圧剤の副作用等あります。
息苦しさや呼吸数が多い場合・血痰・3週以上続く場合は要検査です。
出始めた時期、きっかけないし原因の心当たり、経過時間、回数、発作性か慢性か、痰を伴うか否かなど詳しい問診を行います。
胸部CT、喉頭鏡、アレルギー検査、感染症検査など必要に応じて行います。

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喀痰の異常

さらさらで多いのか、ネバネバか、膿性か血性か、発熱、胸痛の有無、咳の特徴、季節による変化、1日のうちでの変化、アレルギー体質の有無、喫煙歴、息切れの有無などのチェック。
慢性で膿性は肺自体の病気の検査(胸部CT)、肺結核検査、血性だと肺癌のチェック。その他、心臓疾患の有無も問題になる場合があります。

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喀血

気道または肺からの出血を「喀血」と呼び、咳を伴い鮮紅色でたまに泡が混じる。
食道・胃からの出血は「吐血」で黒っぽい。
問診と診察でどちらかの出血かをまず見極めて、血液自体の検査に加えて画像診断(肺CT・胃カメラなど)などを行う。出血傾向・感染症・心疾患のこともある。

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のどがつまる・飲み込みにくい

「のどにビー玉がひっかかっている」「食物がうまく飲み込めない」「異物感がいつもある」など。
99%は良性(咽頭不快感のみ)か唾液減少(口内乾燥)。まれに喉頭や食道癌・食道異物があるため、慢性の方や実際に食べ物が通らない、体重減少がある人は胸部CT胃カメラが必要である。
その他、甲状腺疾患や神経・筋の動きの悪さを引き起こす疾患も見落としてはいけない。

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息苦しい(心臓と肺など要注意です)

心臓の場合(心不全)横に寝ると悪化し、座ると楽になります。
肺の場合、喘息COPD・間質性肺炎など病気のチェックが必要です。その他様々な原因がありますが、要注意の症状なので必ず来院をおすすめします。心電図胸部X線CTなどで診断できます。

慢性の呼吸困難の鑑別疾患
心血管疾患 心不全、心筋症、心筋虚血、原発性肺高血圧症、心膜疾患
肺疾患 喘息、慢性閉塞性肺疾患、上気道閉塞、間質性肺炎、慢性肺塞栓、慢性肺感染症、肺水腫、肺腫瘍、胸水、脊椎後側彎症
精神疾患 パニック発作、不安障害、過呼吸症候群
代謝性疾患 肥満、甲状腺疾患
その他 体調不良、低栄養、貧血、神経筋疾患

《こんな方は来院をおすすめします》
・ 日中ないし寝たら咳き込みと息苦しさが出てきた
・ 足がむくんで呼吸苦もある
・ ヒューヒュー、ゼイゼイ呼吸の時に音がする
・ 喘息持ちやヘビースモーカーである
・ 高血圧や心臓病を放置していた

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腹痛(あまりにも多い原因)

腹といっても、上・中・下・右・左 で原因はバラバラ。内科医の腕の見せどころです。
・上部 → 胃、すい臓
・中部 → 小腸、大腸
・下部 → 膀胱、子宮、卵巣
・左右 → 腎臓
・左 → 脾臓
・右 → 胆のう、肝臓
などなど。
問診と診察後、採血、腹部エコーCT胃カメラ、便潜血、大腸検査など、疑う原因に応じての検査が必要です。
症状が長く続く場合・症状が次第に悪化する場合の多くは要検査です。 
急な嘔吐から右下腰部痛への変化が「盲腸」の特徴。

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嘔気

@消化管末梢からの吐気刺激(例:胃炎)
A血中の吐気物質によるもの(例:尿毒症)
B脳中枢からの吐気(例:脳卒中)
C心因性
などに分かれ、やはり慢性の場合は検査が必要。
@は胃カメラ・エコー、Aは採血(肝・腎・ホルモンなど)、Bは頭部CT、Cは詳細なアナムネから。体重減少の有無、服用薬物のチェックなども大切。

悪心・嘔吐をきたす代表的な疾患
消化器疾患 胃食道逆流症、食道がん、アカラシア、急性胃炎、胃・十二指腸潰瘍、胃がん、膵炎、膵がん
神経疾患 脳腫瘍、脳血管障害、髄膜炎、脳炎、メニエール病、偏頭痛、緑内障など
循環器疾患 虚血性心疾患、心不全など
代謝性疾患 尿毒症、糖尿病など
泌尿生殖器疾患 尿路結石、卵巣捻転、妊娠悪阻など
薬剤、中毒など 抗がん剤、ジギタリス、モルヒネ、テオフィリン、食中毒、アルコール中毒など
心因性 ヒステリー、恐怖、神経症など

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下痢(急性と慢性に分ける)

急性の下痢のほとんどは感染症で、慢性下痢の中に、感染症以外に炎症性腸疾患・過敏性腸症候群・薬の副作用・アレルギーなどがあります。
特に過敏性腸症候群は腸の神経痛で、ストレスにって悪化し、若い方に頻発しています。脱水・血圧低下でぐったりや、血便のある場合が要注意です。

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便秘(週に3回以内と定義)

生活習慣・腸疾患・ストレス・ホルモン異常・薬の副作用など原因はさまざま。特に食事・生活の乱れ・運動不足が多い。
最近数ヶ月で便秘が進んだ場合や、体重減少・便出血・鉄欠乏欠貧血の場合、大腸癌のこともあり、大腸カメラが必要です。

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血便


顕出血を契機に内視鏡検査を施行され診断された疾患の内訳
疾患名 症例数 (%)
痔・肛門疾患 141 (23.1)
虚血性大腸炎 111 (18.2)
進行がん 67 (11.0)
非特異性炎症 47 (7.7)
腺腫・早期がん・他のポリープ
(若年性ポリープ)
44 (7.2)
憩室症 26 (4.3)
感染性腸炎 22 (3.6)
薬剤性腸炎 12 (2.0)
血管性病変 10 (1.6)
直腸粘膜脱症候群 10 (1.6)
その他の腫瘍 6 (1.0)
放射線腸炎 5 (0.8)
腸管嚢腫様気腫症 1 (0.2)
診断重複 40 (6.6)
所見なし 68 (11.1)
610 (100.0)

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関節痛

整形外科だけでなく、内科疾患でも生じます。
関節痛が単発性か多発性か。
運動時のみか自発病もあるか。局所の発赤や腫張を伴うか。
膝では膝蓋骨が浮いているかどうか。
繰り返すものはその間隔と再発の誘因。
進行性かどうか、全身的には熱発の有無、体重の変化、皮膚症状の有無、眼症状、心臓症状、呼吸器症状、消化器症状などに注意する必要がある。
痛風は遺伝もある。
関節痛=リウマチ、というわけではありませんよ。

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背痛または背部痛

これまた、非常に多い愁訴です。
最も多いのは腰痛と頸部痛。
原因としては、脊椎ないし靭帯の障害によるものと、内臓疾患によるもの。
炎症の誘因(外傷・体動・咳・くしゃみ・安静・体位の影響・全身症状を伴うかどうか)限局する痛みか、拡がる放散痛か、しびれか鈍痛かなどチェック。
内臓としては、意外と心臓・胃・腎臓・尿管結石・腫瘍など多彩です。

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肩こり

筋肉痛や軟部組織の痛みか、脊髄神経のしびれ痛みかをまず区別する。
なで肩の人は胸部出口での神経、血管の圧迫もある。
詳しい問診と診察に加えて必要ならば、MRIを行う。
まずは血行改善のため、腕をしっかり振って歩くことをすすめます。

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脱力・筋力低下(症状の現れ方で鑑別)

突然の出現は脳血管の閉塞。やや急は全身疾患(感染・心不全・呼吸不全・電解質の異常など)慢性は脳脊髄・末梢神経や筋肉の代謝異常などを考えます。

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四肢冷感(十分量の血液が四肢の先に届かない)

動脈の狭窄・心疾患などが要注意。
特に若い女性で筋肉が細い・運動不足・蛋白摂取不足などが原因の場合があります。
筋トレと有酸素運動が最も重要。
運動後のタンパク質摂取により、基礎代謝が改善し、根本的に治ります。
冬のしもやけには内服薬がよく効きます。

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手足がしびれる(分布と症状の進み方で診断します)

外来で一番多いのは左右対称で手足の先のしびれで、感覚の異常と若干の筋力低下です。
ゆっくり進むのは糖尿病・アルコール多種・ビタミンB不足・甲状腺・腎障害などが主な原因。
急に進行する場合は他の病気です。片方の手足の先端のしびれは、そこに至る1本の末梢神経の異常と考えます。
おしりから太ももや、首から肩や上腕にかけてのしびれは、末梢ではなく脊髄付近での神経の異常を考え調べることになります。つまり内科と整形外科の病気が混在している症状なのです。
画像診断としてMRIや血液検査などを行います。

四肢のしびれをきたす疾患
急性 慢性
多発ニューロパチー ギラン・バレー症候群
中毒性(有機リンなど)
糖尿病性神経障害
アルコール性ニューロパチー
薬剤性(化学療法薬)
ビタミン欠乏(B1、B12)
頸髄疾患 脊髄炎(感染性、傍感染性)
多発性硬化症
脊髄血管障害
頸椎疾患(変形性脊椎症、椎間板ヘルニア)
脊髄腫瘍
機能性 過換気症候群

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足のむくみ(内科疾患と整形外科疾患)

外来でよく見かけますが、両側性 → 内科疾患(心臓・腎臓・肝臓)が原因の場合があります。検査にて異常がなければ中高年異常の方々の多くは下肢筋肉ポンプの低下(運動不足など)による浮腫です。
また、更年期前後以降の女性はホルモンによる足の浮腫が増してきます。
片側性 → 膝関節に炎症があり痛みを伴う場合、膝下がよくむくみます。忘れてはならないのは深い静脈の血栓です。
また、内臓腫瘍で下肢がむくむことも稀にあります。
むくみの発生状況、一過性か持続性か。1日のうち朝と夕での消長。病歴では、心・腎・肝の病気の有無。女性では、妊娠。薬の服用歴(特に降圧剤、利尿剤、ステロイドや非ステロイドの鎮痛剤)。
内科疾患を疑う場合は、検尿、血液検査、ホルモン検査、胸部X線写真などが必要です。

《こんな方は来院をおすすめします》
・ 足が最近むくんできた
・ 同時に顔、まぶたまで腫れぼったくなってきた
・ むくんで息苦しさが出てきた

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リンパ節が腫れた

時々外来で見ます。感染症が圧倒的に多いのですが、悪性腫瘍が原因のこともあります。
感染症の多くは痛みを伴ってころころ動きますが、悪性は痛みが少なく、皮下に癒着しています。
全身のリンパ節が2箇所以上腫れて、微熱や体重減少のある場合は全身疾患を疑い要注意です。
部分的なリンパ節腫脹で痛みがある場合は多くは感染症で、抗生物質にて治ります。(後頭部の5o前後のリンパ節(グリグリ)はよく見られます)心配な方は御相談下さい。

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体がかゆい

疾患別 → 湿疹・じんましんへ

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皮膚が痛い

痛みを伴う湿疹があらわれたら、片側ならば帯状疱疹を考えます。内臓疾患からの放散痛もあります。

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疾患別 内科

生活習慣病 − 本来の「人間」に近づこう

病名は高血圧糖尿病高脂血症メタボ痛風など。これらを別々の病気と考えるより共通な一つの病気ととらえるべきです。
人間を動物として考えると地球環境に適合して生き残った種が今の人間。その条件は、肉や野菜や穀物など手に入る周辺の食べ物を雑食(バランスの良い食事)できる点。食物を獲得するため一日中動き走り回ること(運動)ができる点。互いに協力して外敵から身を守る習慣など。
これらの条件を満たすことで人間という種が滅亡せずすんだわけ。逆を言えば何十万年という人の歴史を通し、「正しい食事」と「適切な運動」を行わなければ、体に支障が生じてしまうように進化したということです。
ゆえに、生活習慣病とは本来の人間のあるべき食事・運動習慣を守らないと、必然的に生ずる病気なのです。
さらに加えれば、よくある肩こり・腰痛なども運動不足→筋肉減少の結果、必然的に生じたと考えられる生活習慣病と言えます。
歩かずに自動車に乗る習慣・冷蔵庫から簡単に食事を手に入れられる習慣…いずれも人間にとっては非常識な習慣と言えるでしょう。そこで、本来の人間に戻るよう気をつけることが生活習病克復の一歩なのです。


《こんな方は来院をおすすめします》
・ 検診でメタボと言われた
・ 血圧が高い,糖尿の気がある,コレステロールが高い
・ 家族に生活習慣病がある
・ 中年になって太ってきた
・ 体が重くて朝目覚めがつらい

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高血圧

高血圧を放置すると、血管が次第に硬くなり、詰まったり破れやすくなります。
(動脈硬化⇒脳卒中、心筋梗塞)  130/85以下にきちんと下げる必要がありますが、年に1〜2回の健診での測定だけでは不足です。
また、200/100以上でも無症状の方もおり(慣れてしまっている)、症状の有無はあてになりません。プツンと脳血管が切れて「しまったぁ....」では後の祭りです。

@ 当院では自宅での朝昼夕の血圧測定(血圧計の貸し出しや、24時間血圧計を用いています)をします。
自宅の血圧計を正しい方法で用いて測定し、記録してください。来院時に血圧計を持参してください。医院の血圧計と比較します。
1週間しっかり測って頂いた上で御説明し、次に治療に移ります。

A 特に早朝高血圧は脳梗塞をおこしやすいため、降圧剤投与は朝1回だけでなく、必要ならば夜寝る前の投与も積極的に行っています。

B 血圧は寒いと上がり(秋〜冬)暑いと(春〜夏)下がります。当院では、自宅での血圧測定の習慣をつけて頂くことで、患者さんの血圧の変化を知ることができ、夏は降圧薬を減らし、冬は夜の分を増やすなど、細かい治療を行うよう努めています。
降圧剤は止められない?12』もお読みください。

写真

《こんな方は来院をおすすめします》
・ 検診で高血圧含め生活習慣病,心電図異常と言われた
・ 最近太ってきて首の後ろが重い,ふらふらする
・ 中年以後、塩からい食品が好き
・ 家族に高血圧,脳卒中の人がいる

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心臓病

高脂血症・虚血性心疾患・脳梗塞の原因因子。
悪玉コレステロール(LDL)が高い方(140以上)で、同時に、中性脂肪も高く、善玉コレステロール(HDL)が低い方が特にハイリスクです。喫煙者は更にリスクが高まります。
動脈硬化が進み、働き盛りの中高年でも、狭心症や心筋梗塞・脳梗塞が発症します。心臓の冠動脈の壁にヘドロのようにコレステロールが盛り上がり、どろどろの血栓が詰まって心筋梗塞を発症し、死亡率は高率です。
また、いったん脳梗塞を発症すると後遺症(四肢麻痺や言語障害)を抱えたまま残りの人生を暮らすことになります。
運動・食事・薬の治療に加えて、定期的な検査が必要です。

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《こんな方は来院をおすすめします》
生活習慣病(高血圧・糖尿病・高コレステロール)と言われた
・ メタボが心配
・ 家族に狭心症や心筋梗塞,脳卒中がある

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不整脈

脈が不規則だったり、遅すぎるか速すぎて打つ状態。
めまい・息切れ・動悸を伴うと要注意。
聴診と心電図ですぐに診断可能ですが、放置してもよいものからすぐに治療が必要なものまで様々。
最も多いのは「心房期外収縮」「心室期外収縮」で多くは心配ない。
脈が40/分以下の除脈でふらつく場合や、120/分以上で有症状の場合はすぐに治療が必要。
高齢化に伴って増す「心房細動」はその原因の検索と脳塞栓の予防が必要。外来でよく見かけます。

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心不全

心臓は血液を全身に送り出す収縮するポンプです。その働きが落ちると血圧が下がり、脳貧血となり、めまい 肺での酸素交換が減り、息切れ(いわゆる心臓喘息) 血液の循環が落ち腎臓で尿が作れず むくみ などの症状が出ます。
だるさ・食欲低下・動悸など症状も多彩。
原因は心臓自体(弁膜症・虚血性心疾患など)ホルモン異常・高血圧症など、これまたいろいろ。
胸部X線写真心電図・心エコーなどで確定診断は容易で、原因により治療は決まっている。止まってしまえばあの世いきなのですから、大至急検査と治療が必要ば状態です。

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メタボ・糖尿病

糖尿病・メタボリック症候群・肥満(やせたい人)の治療

@ 食後後高血糖をいかに抑えるかがポイント
食後高血糖という言葉をご存知ですか?
食後に血糖値が急上昇すると、インスリンが過剰に出て食べたカロリーを脂肪に変えて肥満となり、糖尿病やメタボリック症候群が悪化するわけです。
炭水化物制限食(低GI食品)とは、食後に血糖を上げる食品(でんぷん-炭水化物)を減らすことで、無理なく体内脂肪を減らし治療する方法で、従来の「カロリー制限」とは全く異なる方法です。

A 歴史が証明しています
炭水化物(でんぷん‐米・小麦・穀類・イモなど)を入手できず、アザラシの肉(蛋白質・脂肪)中心の食事のエスキモーには、糖尿病や肥満がまれです。理由は食後高血糖が蛋白質や脂肪では起こらないからです。
歴史的には日本人も100万年前には米は無く、魚・貝や動物の肉(蛋白質)中心の食事でした。米を食べるようになったのはごく2000年前から、つまり炭水化物‐でんぷんを3食しっかり食べることは、日本人にとっていわば「不自然」なのです。

B 炭水化物制限食は、カロリー制限食よりも楽にやせられます‐糖尿病が改善します!
やり方は簡単です。炭水化物(でんぷん‐米・パン・小麦・麺類・果物・とうもろこし・イモ・バナナなど)を夜だけ(あるいは朝と夜)抜く、その分蛋白質(卵・納豆・魚・肉など)や脂肪を欲しいだけ食べるやり方です。
これにより、糖尿病のHbAIC値や体重が驚くほど下がります。

C メタボにも効果的!
炭水化物制限食により、血清中性脂肪が減り善玉コレステロールは上昇し、悪玉コレステロールは減少します。従来の全カロリー制限より効果が著明です。
メタボリック症候群も改善します。

もともとカナダのジェンキンス博士が提案した考え方で、日本では京都の高雄病院で応用され広まってきました。この食事療法により従来のカロリー制限主体の糖尿病食事では効果が低かった、血糖・体重が改善し、糖尿の薬を減らすこともできます。
まず1ヶ月行なってみませんか?!
当院で渡しているパンフレット『糖尿病、やせたい方の食事療法』を、一度読んでみて下さい。

D 糖尿病は高血糖が細い動脈を少しずつ破壊していく病気で、病状が現れた時には(合併症)半分以上は回復しない嫌な病気です。
血液検査(血糖・HbA1c)でしか正確には分かりませんが、「体重を増やせば必ず悪化する」わかりやすい病気でもあります。食事・運動・内服薬・インスリン治療など、その方に合った治療を行います。

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《こんな方は来院をおすすめします》
・ 検査で糖尿,肥満,メタボの疑いなどと言われた
・ 家族で糖尿病,狭心症がいる
・ 最近夜間尿回数が増し、のどが渇く
・ 急に体重が減った。急に太った
・ 血糖コントロールがうまくいかない

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高脂血症

高コレステロール血症…生活習慣以外に遺伝性もあります。
検診にて指摘される最も多い疾患。
高値を放置すると動脈硬化により心筋梗塞、脳梗塞などになりやすい。正しい食事と適切な運動が基本ですが、必要ならば内服薬も投与します。
原因としては、
・内分泌(糖尿病、甲状腺機能低下症など)
・腎臓病(ネフローゼ、尿毒症など)
・肝臓病
・薬剤性
など色々です。
治療薬としては、悪玉コレステロールを下げる薬と、中性脂肪を下げる薬に分かれます。
遺伝ではない生活習慣によるものは、それらを是正することで低下し、「健康で長生き」に繋げることができます。

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《こんな方は来院をおすすめします》
・ 検診で高脂血症(高コレステロール,高中性脂肪)と言われた
・ 家族でコレステロールが高い人がいる
・ 狭心症,心筋梗塞の人がいる

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痛風・高尿酸血症 ― 突然足に激痛

検診にて「尿酸が高い」と指摘される場合と、突然足の親指外側に激痛が走る場合があります。
尿酸という食物由来の砂のような粒子が関節内に貯まり炎症を起こし、熱感と共に腫れあがる病気。
中年に多く、遺伝性があります。かつては尿酸の多い食品(プリン体)の食べすぎが主な原因と言われましたが、最近は高カロリー食,肥満も危険因子と言われています。つまり生活習慣病なのです。


《こんな方は来院をおすすめします》
・ 痛風発作を1回でも起こした
・ 検診で尿酸が高いと言われた
・ 痛風の家族歴がある

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疾患別 呼吸器疾患・感染症

治りにくい咳・痰 − 肺の病気ばかりとは限りません(心臓・胃酸逆流も)

急性の多くは感染症(鼻・のど・気管支・肺)で、心不全からの咳もあります。慢性には感染が長びいて、気管支が傷つくための咳や、アレルギーが原因の病気(鼻炎・副鼻腔炎・喘息など)があります。
さらには、タバコが要因の咳(COPDなど)・慢性喘息・胃酸の喉元への逆流・結核・肺癌・薬の副作用・間質性肺炎など多彩です。
症状が3週間以上続く場や、血痰を伴う場合、息苦しさのある時は要注意です。多くは、X線、CT検査で診断が可能です。

《こんな方は来院をおすすめします》
・ 咳,痰が続く。血痰が混じる
・ 息切れがある。ヒューヒューゼイゼイ
・ 胸やけを伴う咳
・ ヘビースモーカーである
・ 季節の変わり目に咳が出る
・ 鼻づまりが強い咳である

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喘息

喘息は空気の通り道(気道)が敏感で、部屋のホコリなどアレルゲンの刺激で気道粘膜に炎症が起こり、一時的に狭まり、痰がからみ呼吸難となる病気です。
花粉の時期などで、運動時や明け方に息苦しさと喘鳴をくり返し、なかなか治らないうっとうしい病気。
治療のポイントは軽い発作であっても、しっかり止めて出ないようにしておかないと、次の発作が出やすくなるという事。症状が軽いからと放置するとますます治りにくくなる。
環境整備は当然として、治療薬の中心は「吸入ステロイド剤」。この薬、肺の中に入らなければ当然効果が無いので、吸う前にしっかり息を吐ききって、一気に吸い込むのが大切。毎日行ううちに、「中から」きちんと喘息が治っていくスグレもので、喘息死亡を激減させた薬です。各種製品があるので患者さんに合わせて処方します。
その他、内服薬やテープ剤・発作止め吸入薬や、薬液ネブライザーなど、必要に応じて処方します。

患者さん自身が各薬の特徴をよく学び、正しく使い、自分の喘息を自分できちんとコントロールできるようにするのが目標です。
ピークフローメーターというプラスチックの呼吸機能測定器を用いると、簡単に自分の発作状況を数字で把握できます。特に中学生以下におすすめです。
詳しくは外来で説明します。


《こんな方は来院をおすすめします》
・ 喘息がなかなかコントロールできない
・ タバコを止められず、喘息も続いている
・ 喘息の薬の使い方が分からない
・ いったん治ったはずの喘息が最近ぶりかえしている

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肺癌

男性の癌のトップです。
癌の中でも進行した時に呼吸困難で苦しむ最もつらい病気。
禁煙すること、癌年齢になったら3年に1回は胸部CTでチェックすることをすすめます。早期発見ならば治療可能ですよ。

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肺気腫(COPD)− あとが怖ろしいスモーカー

タバコを長年喫うと肺癌になりやすいのは当然として、肺気腫となり呼吸難を抱えて一生暮らす破目になり得ることご存知ですか?
タバコの煙のため空気の通り道(気道)に炎症が生じ、狭まるため、肺が次々と破壊され、「スカスカ状態」になる。
いったん壊れてしまった肺は2度と元には戻らす、最悪、酸素ボンベなしには生活できなくなる。治療は簡単。「タバコを止めること」です。
しかし一定以上に進むとタバコを止めても病気の進行が止まりません。早期発見・早期治療が必要。
COPDスクリーニング質問票こちら。17点以上だとCOPDの可能性があります。胸部CTにてすぐに診断可能です。
《こんな方は来院をおすすめします》
・ タバコが止められず息切れや咳がる
・ 以前肺気腫と言われた
・ 在宅酸素を希望している

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間質性肺炎

肺がふくらみにくくなり、酸素を取り入れにくくなる少しずつ進行する病気で、息切れや咳が出ます。
ステロイドや免疫抑制剤が効くタイプもありますが、多くは根本治療がなく、禁煙や感染に気をつけることが大切。
血中の酸素濃度が一定以上に下がった場合は、在宅酸素治療の適応です。御相談下さい。

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睡眠時無呼吸症候群 ― たかがイビキと思うなかれ

イビキとは空気の通りが悪い証拠。 度を越すと睡眠中の酸素不足ゆえ胸や心臓に悪影響を及ぼします。「日中眠い」のは当然として、高血圧心臓病の原因にもなる、現代人(特に肥満の方)に多い病気です。10秒以上の呼吸停止が夜間にみられたら必ず検査が必要です。
簡易な検査は当院にても行えますが、かなり疑わしい場合は総合病院(保健衛生大など)での詳しい検査をおすすめします。
治療法は肥満の解消が大前提で、必要ならば耳鼻科的手術やCPAPと言って酸素マスクを付けて寝る方法です。

《こんな方は来院をおすすめします》
・ イビキが増した,イビキの途中で息が止まる
・ 日中眠くて仕方ない
・ 不眠気味で血圧も上がってきた

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禁煙指導

日本では年間死亡の12%が、肺癌を初めとする喫煙関連疾患での死亡です。ところが、健康のためタバコを止めても、禁断症状のため再度喫ってしまう。ご経験のある人は多いはず。
タバコをやめられないのは意志の強弱ではなくて、ニコチン依存によるためです。
禁断症状を減らして、禁煙達成を促すよう外来で指導しています。
患者さんへ配布している禁煙指導説明書はこちら
当院では、タバコの弊害・ニコチン依存・精神的依存を説明し理解頂いた後に、主に「チャンピックス」を用います。
チャンピックス錠は、内服すると脳に働いてあたかもタバコを吸ったかのように脳を錯覚させる薬です。
3ヶ月間タバコを止めれば、ニコチンによる禁断症状は消えるのですが、最初の2週間が特に苦しい。その時にこの薬は効果を発揮します。
2週間ごとの通院で患者さんに寄り添いながら禁煙をサポートします。
薬物としてのニコチン依存が消えた後の、精神的なニコチン依存をいかに克服するかが禁煙治療のポイントです。一緒にがんばりましょう。


《こんな方は来院をおすすめします》
・ 禁煙したいが自信がない
・ 初めて禁煙にチャレンジする人
・ 以前禁煙したが、再び喫ってしまった人

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疾患別 腎・泌尿器

排尿障害 − 薬が比較的良く効きます

尿が出すぎるか(頻尿・夜尿症・尿失禁)あるいは出なさ過ぎるか(力んでも尿がちょろちょろ)です。
男性も女性も膀胱は同じ。膀胱が正常より収縮し過ぎるか、ちっとも縮まず尿を出そうとしないのか、です。
膀胱より下は男性と女性は大きく異なり病気も様々。外来にて排尿障害を訴える方々は適切な問診によりほぼ鑑別できます。
男性の前立腺癌には、腫瘍マーカー(PA)の採血が必要ですが、超音波検査にて大半は痛みなく検査可能。
また、排尿検査などは泌尿器科受診が必要です。最近の治療法は極めて優秀で数種類をうまく使い分ける事でかなり症状が改善します。病名としては過活動性膀胱・前立腺肥大症・前立腺癌などです。




《こんな方は来院をおすすめします》
・ 尿回数が増した 尿ががまんできず漏れてしまう
・ 夜トイレ何度も起きる
・ 前立腺癌が心配だ
・ 尿の勢いが減って排尿時間が長くかかる

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腎臓障害 − 血尿・蛋白尿・糖尿病が要注意

腎臓は体内の老廃物を尿により排泄する大切な臓器。その働きが損なわれると腎不全と呼ばれ最悪、腎透析が必要になります。
慢性腎炎と糖尿病や高血圧の合併症が3大原因で、早期発見には検尿による蛋白尿・血尿の検出が重要。慢性腎炎が腎臓専門医の出番とすれば、糖尿病や高血圧による腎障害は特に本人と一般内科医の協力が必須の病気と言えます。
現在、腎透析の原因疾患の第1は糖尿病であり、本人が気をつけてコントロールすれば避けることができるはずなのです。

《こんな方は来院をおすすめします》
・ 検診で蛋白尿,血尿と言われた
・ 血清クレアチニンが1を超えている
・ 高血圧や糖尿病を放置している
・ 朝まぶたがむくむようになった
・ 血縁者に腎不全があり病気が心配だ

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尿管結石 − 急な側背腹部痛。まず内科で鑑別診断からスタート

急な冷えや汗をかくなどの側腹部痛が始まりです。腎臓と膀胱は細い尿管でつながれ、腎臓で作られた尿がこの尿管を通って膀胱に流れ排出される。尿管結石とは腎臓内で作られる結石が尿管内に落ち流れ移動する際に激しい痛みを伴うもの。膀胱内に落ちてしまうまで痛みをくり返します。
症状に加えて検尿(血尿)と超音波やXPにて診断は容易です。痛みの原因が尿管結石で、サイズが一定以上ならば泌尿器専門医へ紹介することになります。大半は痛みの坐薬や内服薬にてコントロールします。

《こんな方は来院をおすすめします》
・ とにかく急に側背腹部が痛い
・ 血尿と共に腰半分に鈍痛がある
・ 体動によっても変化しない重い痛みが片側腹部に出てきた

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疾患別 筋肉・骨

骨粗しょう症 − 運動に加えて薬の治療法も

いわゆる寝たきりの原因の第1位が脳卒中で第2位が骨粗鬆症による骨折です。
年齢を重ねるにつれ骨が弱くなり、背骨や大腿骨がしりもち程度の外力で容易に折れてしまう。最も簡単な発見方法は「背骨が曲がる・背が縮む」です。身長を測るか壁に背中をつければ一目瞭然。
治療の第1は何と言っても「正しい食事」と「運動(歩くことと筋トレ)です。薬は各種あり、私も投与し、効果はありますが、それだけでは不十分。寝たきりの人がいくらカルシウムを飲んでも骨はスカスカのままです。自発的な運動により骨に外力が加わらなければ、どんな良い薬を飲んでも骨は弱いまま。
宇宙飛行士の実験でも証明済みです。つまりは骨粗鬆症は生活習慣病なのです。
当院では骨密度測定を行っています。


《こんな方は来院をおすすめします》
・ 最近、背が縮み曲がってきた高齢女性
・ 若い頃運動をしていない更年期以後の女性
・ ステロイドを長期に内服している方
・ たばこ、過度のアルコール摂取の50歳以上の男性で背が曲がってきた人

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正しい食事と運動 − すべての基本です

各病気について簡単に治療方法を書きましたが、結局「正しい食事」と「適切な運動」を行う習慣を若い頃から心がければ、多くは予防し得るのです。
死因のトップの「生活習慣病」はすべてそう。第2位の「癌」も、食事と運動によりかなり予防可能であると証明されています。また、肩こり・腰痛なども腕を振って無理せず歩く習慣をつけるだけで大半は改善します。
そんな簡単な事ですが、外来にて患者さんに「運動して下さい」と話すと、だいたい気の乗らない表情をします。教育の中で運動と食事の効果を教えられて来なかったためか、中高のスパルタ運動クラブで嫌気がさしたためかわかりませんが、くり返し声を大にして患者さんに伝えていきたいと私は考えています。

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慢性関節リウマチ − 早期治療が基本

全身の関節滑膜の破壊と、関節炎が特徴の自己免疫疾患。
典型は30〜50歳の女性(男女比 1:3)で、朝、両手指の第2関節や両手首関節・膝関節がこわばり、痛み熱感を伴って腫れる症状によって強く疑い、血液検査でさらに確定する。
変形が急速に進行する場合もあり、最近は診断がつき次第に積極的な治療を行います。内服薬だけでなく遺伝子工学による生物学的製剤もあり、予後が改善されてきている。

《こんな方は来院をおすすめします》
・ 朝、両指手根部がこわばり痛い
・ 関節リウマチだが、内科的合併症(胃潰瘍,間質性肺炎など)も心配だ
・ 検診で、RA因子が陽性と言われた

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腰痛症 − 国民の3人1人が持っている

筋肉痛・内臓痛・感染症・神経痛など、病因の鑑別からはじまります。内科受診者の多くが訴えるために、整形外科だけでなく治療は一般内科医の常識とも言えます。
特殊疾患を除けば大半は椎間板変性に伴ういわゆる「筋肉痛」で安静と内服薬・外用薬で改善します。
しかし、もともと長年の運動不足や間違った姿勢などで筋肉が衰えたため幹を支えきれずに発症した方が多く、正しい筋トレ(腹筋・背筋など)やウォーキングを行うことで筋力を上げ、筋肉を鍛えることが根本治療となります。詳しくは腰椎MRI検査などが必要となります。

腰痛疾患のイエローフラッグサイン
腰痛に対する不適切な態度と信念 活動性を高く保つことが重要とは考えず、腰痛は有害であり、活動性を下げ、治療に難渋すると信じ込んでいる
不適切な疼痛行動 痛みへの恐怖心から回避行動をとり続け、活動性を低下させている
就業・補償の問題 仕事の満足度が低い
感情の問題 うつ、ストレス、社会活動に興味がない

《こんな方は来院をおすすめします》
・ 腰痛があるが、内臓の病気がないか心配だ
・ 内科の病気もあるのでついでに腰痛の薬も欲しい

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疾患別 在宅医療

在宅医療について − 以前のような長期入院ができにくくなりました

体調不良や高齢のため通院が困難な場合に、往診や訪問看護を行っています。
病気の程度によっては、訪問看護・ヘルパー・ケアマネージャーなど介護保険を利用しつつ対応します。詳しくは介護サービスの各ページをご覧ください。

《こんな方はご相談ください》
食欲不振(嚥下障害,体力低下)
 −食事の工夫  末梢点滴治療、経管栄養(胃ろう)、経鼻チューブ栄養、中心静脈栄養
・ 息苦しい、酸素が足りない
 −在宅酸素療法、気管切開後人工呼吸器
・ ガン、非ガンの緩和ケア希望
・高齢者、認知症、物忘れ患者さん
・脳卒中後後遺症の方
・自宅での看取り希望
・急な発熱、咳込み、むせ込みあるが、病院に行けない
床ずれ処置
 訪問看護訪問介護のページもご覧下さい。

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食欲不振 − 薬よりもまず栄養

病気によって食事がとれないのは、もとの病気の検査と治療が第1です。問題は、高齢による衰弱や食べ物の飲み込む嚥下機能が落ちたことによる食欲不振です。食事の時むせる、口の中に入れるか飲み込もうとしないなど。無理に強要すると肺炎の原因となり、やっかいです。

・ 食事の工夫(とろみをつける,きざみ食にするなど)
・ 完璧な栄養剤(液状のものが保険診療で提供できます…エンシュア、ラコールなど)

・ 末梢点滴治療
人は栄養がなくても2〜3週間生きられますが、水分がなければ3日ともちません。急な発熱などで水分摂取が急減した際には補液が効果的です

・ 経管栄養(胃ろう)・経鼻チューブ栄養
高齢者で口から食事がとれなくなった場合、どこまで水分栄養補給を積極的に行うか問題になります。
昔なら食べなければ寿命で仕方ない。現在は点滴や鼻腔チューブ栄養,胃ろう栄養など医学が進んだため、栄養や水分を積極的に入れることで延命が可能となりました。
その方の状態(病状,コミュニケーション能力,年齢など)に応じてどこまでの治療を行うか、ケースバイケースで家族、本人と話し合い方針を決める必要があります。


・ 中心静脈栄養 
主に消化器等疾患で経口栄養が難しい比較的若い患者さんが対象になります。例えば癌など。

当院ではいずれも対応しています。

《こんな方はご相談ください》
・ 癌で食事がとれず、中心静脈栄養を希望する
・ 高齢者で急に水分,食事が摂れなくなったが、入院するほどでもない
・ 発熱をくり返して次第に食べ物の飲み込みが悪くなってきた

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床ずれ − 栄養と圧迫除去が大切

寝たきりに近づくと、地面に押される部分の血行が悪化し、皮下組織に壊死が生じます。初めは発赤のみですが、放っておくと次第にえぐれてきます。早期に適切な処置を行わないと深く広く進行し、治すのに長期間が必要となります。

・ 圧迫の除去(体勢の工夫,低反発マットの使用)

・ 床ずれ局所の処置(軟膏から皮フ切除まで)
上記皮フ科的処置に加えて、まず栄養をしっかり摂って頂くことが大切です。病状が進むほど、医師だけでなく訪問看護士、ヘルパー、栄養士などチームでの対処が必要になる病気です。


《こんな方はご相談ください》
・ 寝たきりで、おしりが赤くなってきた
・ 深い床ずれで病院に行けないため自宅で処置してほしい
・ 食事をとらず痩せてガリガリになって、床ずれが生じた

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息苦しい ― 在宅酸素療法 (肺気腫や間質性肺炎・癌のターミナル・心不全など)

肺での換気能が落ち、血中酸素が低下すると、特に体動時に息切れが強くなり生活に支障が出ます。
血液ガスや経皮酸素モニターで、血中酸素濃度が一定以上に低下する場合の治療法は、高濃度酸素を吸入することです。
現在自宅でコンパクトな酸素濃縮器を医療保険にて使用することができます。外来通院が難しい患者さんには、医師が自宅訪問を行います。また、在宅人工呼吸器が必要な患者さんにも対応しています。

《こんな方はご相談ください》
・ 在宅酸素療法を受けたい
・ 通院困難なので定期的に自宅への往診を希望する

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疾患別 消化器

胃疾患と胃カメラ

単純に言えば早期に胃癌を見つけること。
胃の炎症が強く、ピロリ菌が陽性ならば積極的な除菌をすることで胃癌への進行を予防できます。
一般的に良性は早期から症状があり(ムカムカ・痛み)、悪性は進行するまで無症状であることが多い。
ピロリ菌に感染していない方からは、胃・十二指腸潰瘍や胃癌がほとんど発生しません!
日本人の7割がピロリ菌に感染しております。

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当院では、胃カメラ・尿素呼気テストによりピロリ菌の有無を判定し、積極的に除菌を行っています。
保険で除菌できるのは、胃・十二指腸潰瘍・胃悪性リンパ腫だけです。
慢性胃炎・ポリープなどは自費で除菌します。

苦しくない胃カメラ
以下2つの方法(当診療所では、年間500例の胃カメラ検査を行っています。)
@ 鎮静剤を用いて行う経口胃カメラ
胃カメラ自体への恐怖感が強い方に行ないます。
ほとんど寝ているうちに終了しますから、検査したことすらわかりません。終了1〜2時間後に説明します。

A 経鼻胃カメラ
従来の口からの胃カメラの約半分の細さで、鼻から容易に挿入でき吐気がありません。また検査中に画面を見ながら医師が説明します。
患者さんの希望にあわせ@かAで検査を行っています。

《こんな方は来院をおすすめします》
・ 胃が痛い、ムカムカする
・ 家族に胃ガン、胃潰瘍がいて心配
・ 検診、バリウムでひっかかった
・ 貧血が進んでいる
・ 便が黒い

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胃 ピロリ菌感染症

胃・十二指腸潰瘍の多くが、ピロリ菌によって引き起こされ、除菌によってその大半が治る、という画期的な診断・治療法。
また、胃癌の原因でもあるため、この治療によって将来日本人の業病であった胃癌が消滅する可能性もあります。
検査方法は胃カメラによる胃粘膜の観察と、粘膜の病理検査・尿素呼気テストなどです。
御心配な方は声をおかけ下さい。




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大腸疾患と大腸カメラ

日本人が野菜を食べなくなり肉食が増したため、大腸癌が急増しています。
女性では癌死のトップです。男女計では、肺癌・胃癌に次いで第3位です。
検診での便潜血反応では、大腸癌であっても3割は陰性となり、漏れてしまいます。
当院では大腸カメラを極力無痛で行います。
将来も繰り返し行う必要があるため、患者さんに恐怖感を与えないためです。
検査中の痛みが強い場合は無理せずバリウム検査に変更し、最深部までもれなくきちんと調べます。
平日朝8時から準備、朝9時過ぎには結果説明後、お帰り頂けます。

《こんな方は来院をおすすめします》
・ 検診,便潜血で陽性
・ 家族で大腸癌がいる
・ 最近便秘や下痢が悪化した
・ 便に赤く出血した
・ 貧血が進んだ

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逆流性食道炎 ― 胸焼けが主訴

最近増している病気で、胃酸が食道下部の括約筋力低下のため喉元まで逆流し、胸やけ・すっぱい唾液などを自覚する病気。 胸痛・のどの不快感・端息や咳症状など、無関係に思える症状を引き起こす恐れあり。 胃カメラのチェック・特効薬の治療・生活習慣(タバコ・夜遅く食べる)の改善などが必要です。


《こんな方は来院をおすすめします》
・ 胸やけ、のどの不快感 ・ 酸っぱい唾液、咳が止まらないなど

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過敏性腸症候群 ― 若い方に増えています

大腸の神経痛で、腸が過剰に動き過ぎて、痛みや下痢をしたり動きを止めてしまい便秘になったりを繰り返す病気。
ポリープや癌といった器質的疾患ではなく、いわゆる自律神経失調症、心身症の1つ。
30歳代以下に多く、受験や仕事のストレスの際、朝急に腹痛と共に下痢し、トイレにかけ込むのが典型。
まず器質的疾患の有無のチェックのため大腸カメラ、便潜血、腹部エコーなどを行います。
正しい食事内容と習慣・病状の理解とストレスコントロール。現在かなり効く内服薬もあります。

《こんな方は来院をおすすめします》
・ 朝、学校や仕事に行く前に腹痛と下痢を繰り返す
・ ストレス,プレッシャーと症状が関係あるようだ
・ 生活の乱れと症状が関係あるようだ

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潰瘍性大腸炎

腸の粘膜に出血を伴うびらんがあり、血便・下痢・腹痛をくり返す病気です。一種の免疫異常と言われていますが、はっきりした原因は不明です。
10歳代後半から30歳代という若い方に多いのが特徴。
大腸カメラで腸粘膜を観察し、細菌感染や他のクローン病などを除外します。直腸周辺だけの軽度から全大腸まで拡がる重傷の方までいます。重症度に応じて内服薬・注射薬など、治療方法も様々です。

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歯周病と糖尿病

最近わかってきたこととして、歯周病の細菌が作る物質が血液に乗って全身に運ばれ、その結果インスリン抵抗性が増し糖尿病が悪化する。逆に糖尿病は歯周ポケットでの細菌増殖を促すため、両者は悪循環で悪化していくのです。
歯周病の予防は超音波歯ブラシ・竹くしや歯間ブラシによる歯周囲の清掃。
歯医者さんも大事ですが、まずは自分の歯を鏡でよく見てみることです。
どんなにきれいな顔でも口を開けたら歯周病と口臭では、やはりよろしくありませんからね。

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便秘症 − たかが便秘と思うなかれ

急性なら投薬だけでよいのですが、慢性でしかも中年以上の方は一度は癌のチェック(大腸カメラ,便潜血)をおすすめします。
器質疾患が無いと判明されれば、あとは

@ 食事
 ・煮野菜をたくさん食べる
 ・冷たいものを飲みすぎない

A 運動
 ・歩くと腸も動き出す
 ・腹筋が無いと押し出せません

B 薬
 ・便をやわらかくする薬 → 毎回飲んで調度よい硬さになるように量をコントロールする
 ・便を出す薬 → 2〜3日に1回は出るように寝る前に飲む

薬には大きく分けて上の2種で、西洋薬も漢方薬もあります。
「くせ」にならぬよう、正しい使い方を知る必要があります。

《こんな方は来院をおすすめします》
・ 便秘で困っている
・ 最近悪化してきた
・ 硬くてコロコロの便で、出すのに苦労
・ やわらかいが、いつまでも残っている感じ

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肝炎 − 問題はウィルス性肝炎→癌への進行

多くは「だるい」が主訴ですが、無症状の方も多いのです。
血液検査(AST・ALT)で見つけられ、各ウィルス抗体検査や超音波検査にて、比較的容易に病名診断は可能です。
一番多いのは、脂肪肝によるAST・ALT上昇ですが、放っておくと生活習慣病でもあり、徐々に体をむしばみます。定期的なフォローが必要。急性肝炎はほとんど一過性で治ります。
問題は、慢性のB型・C型肝炎で肝硬変から肝癌に進む可能性を持っていること。診断した時点で、総合病院に紹介し、インターフェロンや抗ウィルス剤の投与が必要です。

《こんな方は来院をおすすめします》
・ 検診で肝機能障害と言われた
・ 家族にB型肝炎,C型肝炎がいる
・ 最近体がだるく、尿が黄色くなってきた

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胆石症

肝臓で作られ消化液(胆汁)が貯められる袋が胆のう、その袋の中に析出する石が胆石です。胆石自体が管に詰まって起る胆石発作(食後の右上腹部痛)と、そもそも胆石を生ずる胆のうに胆のう癌が発生しやすい事の2点が重要。全身は手術(内視鏡と開腹)後者は定期的な腹部エコーによるチェックです。

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疾患別 ガン

ガン検査

ガン検査についての私の考え方。
癌は早期に発見すれば、多くは治る病気です。
しかし、毎年全身の検査を行なうことは時間的、金銭的にも負担が大きい。そこで、きちんとした検査をローテートしながら調べてみてはどうでしょう。
(腫瘍マーカーを加えてもよいでしょう)
以下が癌になる男女別の死因順位です。
男性は肺癌、女性は大腸癌がトップです。

1位 2位 3位 4位 5位 6位
男性 肺がん 胃がん 肝がん 大腸がん 膵がん 前立腺がん
女性 大腸がん 胃がん 肺がん 肝がん 乳がん 子宮がん

上記の原因にあわせて下記のような検査ローテーションを考えました。
3年間で一通りしっかり調べます。

1年目→ 2年目→ 3年目→1年目に戻る
男性 胸部CT 胃カメラ・腹部エコー・腹部CT 大腸カメラ
(肺がん) (胃がん・肝がん・膵がん・前立腺がん) (大腸がん)
女性 胸部CT・乳腺エコー・マンモグラフィー 胃カメラ・腹部エコー・腹部CT 大腸カメラ
(肺がん・乳がん) (胃がん・肝がん・膵がん・卵巣がん) (大腸がん・子宮がん検診)

この際には、胸部X線写真では精度の点で不充分ゆえ、CTでなければなりません。
同様に、胃バリウムではなく胃カメラが必要です。
また、便潜血検査でなく大腸カメラでないと不正確です。
ご心配な方、症状のある方はご連絡下さい。
日本人の3人に1人は癌で死亡しますが、「特定検診」には癌検診は入っていません。

《こんな方は来院をおすすめします》
・ 毎年、胃のバリウムは行うが他の癌検診をあまり受けてない
・ 便潜血反応だけでは大腸癌が心配だ
・ 定年以降、検診をやらなくなってしまった
・ 市町村の特定検診だけでは癌が心配だ
・ 毎年すべての検査を行うのは負担だ

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ガンの在宅療養

ガン治療は長い病気との戦い、ないし共存です。
日本人の2人に1人は癌にかかり、3人に1人は癌で亡くなります。
治療は癌を@撲滅するための抗癌剤や手術による治療と、A癌の根治の有無にかかわらず、癌によって引き起こされるその方の不快症状をなるべく取り除く「緩和療法」の2つに分かれます。
前者@は主に病院の専門医による治療です。後者Aのうち、特に根治が難しい方については在宅での緩和治療が中心になるため、近くの診療所を利用する場合が多くなります。当院は後者にあたります。
目標は、
@ 癌による色々な不快感(痛み・嘔気・不眠・不安など)を無くす・減らす
A 癌による食欲不振・脱水を改善する(自宅での補液・適した栄養剤の紹介など)
B さらに悪化した場合の全身管理や急変時の対応を行う(自宅で無理なら入院紹介など)
いずれも病院の主治医と連携しつつ、必要ならば訪問看護・ヘルパー等を導入しながら対応していきます。

《こんな方はご相談ください》
・ 癌のターミナルで、自宅で楽に過ごしたい
・ 病院に通院中の癌だが、軽い症状については近医で診てもらいたい
・ 癌は治ったが、定期的な一般検査を近医で行ってほしい
・ 在宅で癌の痛みをコントロールしたい

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ガンの緩和ケア

在宅において、がんによる各種不快症状をいかに減らすかが、大きな課題です。症状の変化のたびに何度も通院したり入院をくり返すことが難しいからです。
当院では医師が訪問看護・ケアマネ等と連携して在宅にて積極的に対処しています。ご連絡下さい。

<緩和すべき症状>
 ・呼吸困難  ・褥瘡  ・食欲不振  ・せん妄
 ・嚥下障害  ・不安  ・咳痰  ・不眠  ・疼痛 など

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疾患別 血液・ホルモン

甲状腺疾患 ― 圧倒的に女性に多い病気で遺伝があります

腫瘍とホルモン分泌異常に分かれます。
甲状腺の腫瘍の有無は超音波検査にて鑑別可。大半は良性ですが、悪性が疑わしい場合は専門医に紹介します。
ホルモン異常としては、@機能亢進とA機能低下。甲状腺ホルモンは代謝を促しエネルギーを消費して体を元気にする作用があります。
ゆえに過剰に分泌されれば、むやみに無駄に元気となり、分泌量が減れば冬眠中の熊のように活動が低下する。

@亢進症は、ホルモン過剰状態で、慢性はパセドウ病・急性は亜急性甲状腺炎と言い、症状は急にやせる・手が震える・頻脈など。
また、
A低下症はホルモン量が少な過ぎる状態で、元気がない、妙にでっぷりしている・徐脈・無気力など。橋本病が有名。
いずれも血液検査で診断可能。 特効薬もあり、外来にて大半はコントロール可能な疾患です。

《こんな方は来院をおすすめします》
・ 最近動悸,体重減少,手のふるえが出てきた
・ 家族に甲状腺異常があり心配だ
・ 冷え性が悪化し、元気がない,顔つきが無気力になった
・ 検診で「のどが腫れている」と言われた

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貧血 ― 鉄欠乏性が圧倒的 問題は原因です

いわゆる「脳貧血」には、@低血圧とA血液が薄いの2種類があります。共に女性に多いですが、
前者は→やせて、立ち上がると血圧が下がるタイプで「起立性低血圧」が正式名
後者は→赤血球が少なく血液が「シャビシャビ」で、真の「貧血」です
「貧血」の大半は原料である鉄分不足で @体のどこからか出血している(胃・十二指腸潰瘍・大腸出血・子宮,生理の出血) A吸収が少ない(慢性胃炎・食事の偏り)など。
骨髄での生成不良(血液疾患)もありますが希少。 ますは、詳しい問診と採血検査。
胃カメラ・大腸カメラ・便潜血・婦人科受診など必要な場合があります。慢性的に経過するため、意外と自覚症状は少なく、治療(鉄分補充)にて体が楽になったと言う人が多く、あまり自覚症状はあてになりません。ちなみに、鉄鍋を使うだけで相当量の鉄分を吸収することができます。

《こんな方は来院をおすすめします》
・ 検診で貧血と言われた
・ 朝、寝起きが悪く顔色不良だ
・ やせた女性で肩こりや冷え性がある
・ 生理が多く、後半体がだるくなる
・ 便が黒い,嫌なにおいがする

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男性更年期障害 − 意外にも男性にも更年期障害があった!?

中年以降、加齢・ストレス・運動不足により、男性ホルモンが減り自律神経失調の様な症状が出現します。
一番はうつ気味・疲労感・勃起不全(ED)。その他、不眠・肩こり・食欲不振・前立腺症状(頻尿・残尿感)など。
しかも様々な症状が日替わりで発症し、「もっともつらい症状は?」の質問に対して答えづらいのが特徴。病状・病因がつかまりにくくドクターショッピングする患者も多い。
性格が真面目・もともと男らしい人・運動不足か、急に運動を止めた人に発症しやすいのです。
なかなかとらえどころが無く、大阪大学の石蔵先生が問診票を作成しています。
気になる方はチェックしてみては?

《こんな方は来院をおすすめします》
・ 中年過ぎて元気がない
・ 疲れやすい
・ 運動していたが、急にやめてしまい体調不良だ
・ EDになってしまった

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女性更年期障害 − 内科疾患の有無のチェックが大切

40代半ばから50代半ばにかけて女性ホルモンの分泌の減少に伴う異常症状です。
問題は、50歳頃の女性にはホルモン異常の更年期障害以外にも、子供や夫の気苦労・運動不足・ストレス・不眠など多彩な原因があるのです。
当院にて行えるのは内科疾患か婦人科にまかせる病気なのかの区別です。まず自覚症状で疑い、ホルモン検査にてチェックします。
以下に簡単な指数票を出しておきます。軽度は漢方を含め必要な内服治療薬を当院では投与します。より重症な方は婦人科に紹介して女性ホルモン補充療法をすすめます。


《こんな方は来院をおすすめします》
・ 40〜50歳女性で生理不順・冷え・のぼせ・顔面の発汗が出てきた
・ 更年期障害なのか内科の病気なのかわからない

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疾患別 神経・脳

めまい症

とてもよく見られる症状ですが、原因は様々です。
ます症状で分類します。 「ぐるぐる型」「ふわふわ型」「目の前暗くなる型」です。

「ぐるぐる型」の9割は耳の平衛感覚の異常(末梢性)で、車酔いや遊園地のコーヒーカップで「目が回って嘔気がする」と同じで症状が出たり消えたりします。症状が強くても病気としては予後良好。まれに脳血管からの異常(中枢性)で、動脈硬化が背景にあるため高齢者に多く、症状が継続する点が特徴。
「ふわふわ型」の原因に高血圧やうつや不安症などがあります。
「目の前暗くなる型」は低血圧・心臓疾患が含まれます。
その他の平衛障害に、薬の副作用や他の脳疾患など含まれます。本人の訴えと診察の結果で、グラビコーダー脳CT・MRIなど必要な検査、他院(耳鼻科)などへの紹介・内服薬投与します。

めまいの訴えの多い病気
種類 病気
耳性めまい
(耳)
メニエール病、良性発作性頭位めまい症、突発性難聴、前庭神経炎
中枢性めまい
(脳)
脳循環障害、椎骨脳底動脈循環障害、脳腫瘍
全身性めまい
(循環器)
高血圧、低血圧、高脂血症、不整脈
神経障害
(自律神経)
自律神経失調症
頸性めまい
(首)
首まわりの異常

施設別めまい患者の診断別頻度
大学病院 市中病院 診療所
良性発作性頭位変換眩暈症 41.60% 41.00% 23.00%
メニエール病 32.40% 10.30% 12.00%
前庭神経炎 3.50% 2.70% 2.00%
突発性難聴 1.50% 1.30% 5.00%
その他の末梢性めまい疾患 7.50% 7.40% 23.00%
その他のめまい 3.40% 18.00% 24.00%
めまい症 10.00% 19.40% 11.00%

《こんな方は来院をおすすめします》
・ ふらつき、めまいが続いている
・ 立ちくらみが強く、気を失ったこともある
・ 急に原因なく意識がなくなった

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不眠症 − 生活習慣の見直しと適切な眠剤

国民と言ってよいほど。原因はさまざまで一般的な注意点は別紙: 睡眠障害対処12の指針のごとく。
心当りのある人で、まずはクスリに頼りたくない方は是非気をつけてみて下さい。
基本は日中眠くなければ、夜多少目が覚めても睡眠はとれているということです。ただし、眠れなくて日中ウトウトして支障をきたす方は睡眠薬が必要かもしれません。
寝入りの悪い方・途中で目が覚める方により、持続時間や強さにより様々な薬があります。診察して各患者さんに合った薬を処方します。ご相談ください。

不眠症の原因―5つのP
身体的要因(physical) 疼痛性疾患、発熱性疾患、痒みを伴う状態、腫瘍、感染症、血管性障害、心疾患、炎症性疾患、内分泌および代謝障害、頻尿(利尿薬使用または他の原因による)、慢性閉塞性肺疾患または他の原因による低酸素症
生理的要因(physiological) 時差症候群(時差ぼけ)、交代勤務、短期の入院
薬理学的要因(pharmacological) アルコール、抗がん剤、降圧薬、自律神経作用薬、カフェイン、中枢神経抑制薬、中枢神経刺激薬、モノアミン酸化酵素阻害薬、ニコチン、ステロイド薬、テオフィリン、甲状腺製剤
心理的要因(psychological) ストレス、重篤な疾患
精神医学的要因(psychiatric) アルコール依存症、不安、パニック障害、大うつ病

不眠を改善するための睡眠衛生
・就床時刻と睡眠時間にこだわりすぎない
・規則正しい起床直後の日光(高照度光)曝露
・午後から夕方の適度な運動
・適切な睡眠環境の維持
・寝室を眠る場所として以外には使用しない
・睡眠を妨げる物質の摂取を避ける
 (カフェイン、アルコール、ニコチン)
・リラックスする
 (昼間の労働と関係のない精神的、身体的活動)
 (個人に見合った入眠儀式の習慣づけ)
・必要に応じた睡眠導入薬の一時的な使用




《こんな方は来院をおすすめします》
・ 寝つきが悪い、途中で目が覚める
・ 食欲不振と気分不良に加えて眠れない
・ 日中もウトウトしてしまう
・ 夜間尿が多くて眠れない

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ストレス・心身症

疲労ストレスなどが、精神的な原因を背景に慢性的な体の異常、例えば めまい・頭痛・腹痛・下痢・湿疹・神経痛・喉頭不快感・関節痛・排尿異常感などの症状が続くことを、心身症といいます。
一般内科の患者さんの1/3近くが心身症という印象です。
その人の性格と社会生活への不適応もかかわるため、簡単に解決できず、各症状に対しての治療薬も効果があまりありません。
薬は、安定剤・抗うつ剤・漢方薬などが有効ですが、まずは患者さんが病状の背景を自覚し、納得して頂くことが大切なのです。

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うつ

現代人に多いのですが、症状が多彩なので「うつ」と診断するには“他の病気が隠れていない”ことをきちんと調べる必要があります。
以下にわかりやすい表を載せておきます。


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認知症・せん妄 − コウノメソッドによる診断と診療

高齢になると、脳のコンピューターとしての働きが低下し、これらの症状が出現します。
せん妄とは、数日単位で進む意識障害や錯覚が主な症状で、原因は様々。体調不良を引き起こす病気すべてから、薬の副作用まで。環境変化やストレスですら起こります。症状が強いため必ず病院を受診することになりでしょう。
問題は認知症で、その6割はアルツハイマー病で、年単位でゆっくり進み、あらゆる事を「忘れてしまう」病気です。人の名前から始まり、服の着替え・料理の仕方・家の掃除・電話の受け答え・トイレの使い方など様々。
病気が進むほど「大切な事」(例えば子供や夫の顔を忘れてしまう…)を忘れ、昨日の事から忘れ始め、ついには数秒前の事まで忘れてしまう。食事をしても飲み込むことすら忘れてしまう。そんなイメージです。
その他、幻視・パーキンソン症状が主のレビー小体型認知症や脳梗塞に伴う認知症など、少しずつ異なるタイプの認知症があります。
早期発見によって症状進行を遅らせる薬と対処方法があります。

認知症は、アルツハイマー型・レビー小体型・ピック型・脳血管性に大きく分類され、それぞれの症状が独特なので、家族や本人への詳しい問診と診断・知能検査を行う事で多くは診断が可能です。
当院では、名古屋フォレストクリニックの河野先生が認知症患者さん数万人の臨床経験の中からあみ出した「コウノメソッド」を用いて、認知症の診断と治療を行っています。

≪コウノメソッドについて≫

■コウノメソットの基本的な考え方
A患者さんの症状をきちんと聞き出して、
@スコアによって症状分類して、(アルツハイマー症状、レビー小体症状、脳血管障害症状、ピック症状)
Aそれに見合った内服薬を投与し、
B認知症症状シートによって継時的な症状の変化をとらえて、
C薬の種類や量を変える

Bまず周辺症状(問題行動)を無くして介護者を楽にしてから、中核症状治療を行う
周辺症状は陽性症状(手に余る過剰な行動・言動)と陰性症状(活動が落ちて無為・絶食となる)に分け、それぞれに効果のある薬とその種類と投与量が決まっている。介護者が手を焼くのは主にこれらの周辺症状なので、コウノメソッドではまず周辺症状を無くして、患者さんと家族を落ち着かせる事を第一に行う。
次に中核症状(物忘れ・失見当・判断力障害・失認執行)に対して治療薬を用いる

C介護者の生活が楽になるように、薬の量を介護者自身が加減する
最も患者さんを世話している介護者が病状の変化に応じて薬の量を加減できれば、いちいち病院に連れて行く手間がはぶけます。それには介護者の理解が必要ですが、コウノメソッドの最終的に目指すものです。

■画像検査の考え方:画像診断よりも症状が優先される
認知症は画像検査(CT MRI PET SPECT)によって治療は決定されない。
画像検査なりに病名診断はできますが、詳しい病状聴取からの診断には劣ります。あくまで念のためという位置づけ。

激しい周辺症状の人は鎮静できないため、検査自体が初期には難しい。画像診断は周辺症状の把握には無力。継時的に変化し続ける患者さんの症状に対し、繰り返し検査しても意味が乏しいし、施設が限られるため検査待ちとなる。

むしろ頭部CTで典型的な脳萎縮の有無と、急変時の脳出血、脳こうそく、硬膜下出血、正常圧水頭症をその日のうちに即座にチェックして、すぐに治療に移るほうがより合理的である。画像診断を盲信しないほうが良い。もちろん念のために受けるのはよいが、そのために治療が遅れるのは介護者のためにならない。

■血液検査
一般的検査以外に、甲状腺機能、ビタミンB1、B12、葉酸などをはじめに調べること。
内科的疾患をあらかじめ除外することは言うまでもない。

■薬について アリセプトの功罪
@中核症状に対しての薬(アリセプト、レミニール、リバスタッチテープ)
A周辺症状(異常行動)のうち、陽性症状を抑える薬と、陰性症状を改善する薬
@とAを正しく使うこと。

ただし、中核症状薬のうちアリセプトは、きわめて興奮作用が強くパーキンソン症状を悪化させる点で、興奮型アルツハイマー型やレビー小体型、ピック型症状の方には使用してはいけない。陽性症状が悪化して手が付けられなくなることが多いから。

問題は、アリセプトは週ごとに増量しなければ保険で切られてしまうため、副作用が出ようが機械的に増量してしまい、ますます異常行動が悪化してしまう。他のレミニール、リバスタッチテープは興奮作用が無いことと、定期的な増量が基本だが保険で切られないため、適した量で維持することができる点で優れている。実際アリセプトを減量しただけで穏やかになる患者さんも多い。

認知症=アルツハイマー型=アリセプトといった間違った機械的な投薬で陽性症状が悪化し、それを医師が認知症の悪化ととらえたため、さらに無用な投薬が繰り返され結局手に負えなくなってしまった患者さんも多いようです。

陽性症状の強い患者さんはまずアリセプトを減量ないし中止することが基本。

■画像診断でなく症状で薬が決まる
たとえば初めの病名がアルツハイマー病であったとしても、ピック症状が見られるようになったらピック型治療薬を使う。さらに途中で幻覚などレビー小体症状が合併すれば、さらにレビー小体治療薬を追加する。つまり患者さんの症状の変化に即応して、薬をもとの病名にこだわらず、臨機応変に変えていく。そんなイメージで治療が進むのです。

■実際の診察
@診察の前にあらかじめ問診票を書いて頂いてから始まります。
(自宅で書いて頂いて持参しても結構です)
?患者さんのもの忘れ以外の認知症のチェックと、家族が医師に期待する内容の問診票1枚
?より詳しい患者さんの状態の把握のための問診票2枚
?アルツハイマー・レビー小体・ピックの区別のためのスコア(問診票)2枚

A診察前に看護師が本人に対して、簡単な知能検査(長谷川式)を行います。

B診察後、必要な血液検査と、場合によって頭部CT、その他内科的疾患の有無のための検査を行います。

C後日、上記の情報をもとにして診断の説明と治療を行います。
Dその後、継時的な認知症記録用紙に家族・医師・介護スタッフが記録して頂くことで、患者さんの状態を把握しタイムリーな治療薬の変更を行うことで、しっかりとフォローアップしていきます。

詳しくは当院外来スタッフないし、介護スタッフに御相談下さいませ。

認知症をきたす主な疾患
1. 中枢神経変性疾患
 1) アルツハイマー病
 2) パーキンソン病、レビー小体型認知症
 3) 前頭側頭型認知症
 4) 進行性核上性麻痺         など
2. 脳血管障害
 1) 脳梗塞
 2) 脳出血
 3) クモ膜下出血
 4) 慢性硬膜下血腫          など
3. 脳腫瘍
4. 正常圧水頭症
5. 頭部外傷
6. 無酸素あるいは低酸素脳症
7. 神経感染症
 1) クロイツフェルト・ヤコブ病
 2) 神経梅毒             など
8. 臓器不全および関連疾患
 1) 腎不全、透析脳症
 2) 肝不全、門脈肝静脈シャント    など
9. 内分泌機能異常症および関連疾患
 1) 甲状腺機能低下症
 2) 下垂体機能低下症         など
10. 欠乏症、中毒症、代謝性
 1) アルコール依存症(慢性アルコール中毒)
 2) 一酸化炭素中毒
 3) ビタミンB1・B12、葉酸欠乏
 4) 薬物中毒
 5) 金属中毒(水銀、マンガン、鉛など)など
11. 脱髄性疾患などの自己免疫性疾患
12. 蓄積症
13. ミトコンドリア脳筋症
14. その他

認知症診断のフローチャート

MCI:軽度認知障害、VaD:血管性認知症、FTLD:前頭側頭葉変性症、DLB:レビー小体型認知症、PSP:進行性核上性麻痺、CBD:大脳皮質基底核変性症、HD:ハンチントン病、CJD:クロイツフェルト・ヤコブ病、AD:アルツハイマー病

《こんな方は来院をおすすめします》
・ 物忘れが最近悪化してきた
・ むやみに怒りっぽくなり、昼夜の逆転がおこってきた
・ お店でのお金の勘定が不得手となった。近所で迷子になったことがある

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疾患別 アレルギー・皮膚病

花粉症 − 顔の湿疹・蓄膿症まで症状多彩

別名国民病。最近ますます患者さんが増し、真冬以外存在するという状況。
皆さんが考えている以上に症状は多彩で、目・鼻以外に顔がかゆい・赤くなる・のどがムズ痛いなど花粉が取り付いた部位すべてに症状が出るイメージです。
症状に加えて、鼻汁好酸球検査や血液アレルゲン検査にて比較的容易に診断できます。
治療方法はマスク・内服薬・外用薬。内服薬(抗アレルギー剤)は「よく効く薬は眠くなりやすい。眠くならない薬は効きが悪い」特徴があり、「よく効くが眠くならない薬」を効率的に探し出せばあとは毎年必要時にその薬を飲めば、ほぼコントロール可能となります。
当院では発売されている全種類の内服薬を試ことが可能です。漢方なども補助的に使います。
詳しくは『アレルギー薬の使い方』をご覧ください。

《こんな方は来院をおすすめします》
・ くしゃみ,鼻水、目がかゆいなどくり返す
・ 春,秋に目鼻を中心に顔がかゆくなる
・ 花粉の時期に咳や喉の異物感がある
・ 風邪のわりに鼻水、咳が長引く
・ アレルギーの体質、遺伝(喘息・アトピー)があるようで心配
・ 花粉症の薬で眠くなり、合う薬が見つからない

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アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎とは、皮膚の表面の皮膚膜(防護膜=バリアー)が体質的に不足するため、本来皮下に入ってはならない、ダニの死骸・ホコリ・細菌・花粉・犬猫の毛などが入り込み、異物ゆえに炎症を起こし、かゆくなり、爪で引っかいて悪化する状態です。

写真

@ 体質は思春期まで強く持続するため、身の回りから上記の「異物」を減らすこと
A 食事で体が作られるゆえ、日本人が昔から食べてきた食品を中心にする。
B 早く寝ること 以上が基本です。
さらに中学生以上は、疲労、精神的ストレス、不満などでひっかき、悪化します。
(心身症に近い)
まずは、基本となる@ABに気をつけましょう。

薬とは、スキンケア(軟膏も含める)、内服薬(漢方・かゆみ止め)、美肌水、みょうばん水などを用います。
特にスキンケアは大切で、季節により皮膚の状態や部位によって、軟膏の種類や使い方が異なります。
細かい軟膏の使い方を看護師がていねいに説明しますので、よく聞いて覚えて下さい。
診療所でのアトピーの説明書を一度御覧下さい。

また症状に応じて「丹羽療法」土佐清水病院院長の丹羽博士SOD理論(活性酸素除去作用物質)に基づいた生活指導、軟膏、健康食品などにより主にアトピー性皮膚炎を治療します。

参考:土佐清水病院(外部リンク)

《こんな方は来院をおすすめします》
・ アトピーのコントロールがうまくいかずかゆい
・ 自分がアトピーや喘息で、子供がアトピーかどうか心配だ
・ 大人のなってアトピーがぶり返してきた
・ 夏と冬に顔や身体がかゆくて困る
・ スキンケアーやステロイドについて知りたい

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じんましん・湿疹 − 痒くても、似て非なるもの

いずれも「アレルギー反応」ですが、
@じんましんは皮フの下の炎症で内服薬が中心
A湿疹は皮フの表面の炎症で外用薬が中心だが内服薬もよく効く

@じんましんは急性と慢性に分かれ、圧倒的に急性が多い。急性は原因は食物・薬・ウィルス感染・物理的刺激など様々ですが、本人にアレルギー体質が無いため、刺激が消失すれば治まってしまう。慢性は本人にアレルギー体質があるためなかなか治らない。
問題は後者で、
・体質を改善するため一般的に、健康な食事や生活習慣を守る(ストレスをさける・早寝早起き)ようにする。
・効果のある自分に適した抗アレルギー剤や各種内服剤を一定期間きちんと内服する。

A湿疹も急性(いわゆるかぶれ)と慢性に分かれます。
急性は適したステロイド軟膏と内服薬と原因除去にて治ります。慢性がやはり問題で、体質改善(正しい食事・ストレスをさける・早寝早起き)に加えて、正しい軟膏使用方法(ステロイドと非ステロイドの使い分け)や正しいスキンケアーの習慣が大切。

アトピー性皮フ炎については別ページへ

《こんな方は来院をおすすめします》
・ かゆくて困っている
・ なかなか治らないじんましんや湿疹で悩んでいる
・ 自分に合う薬が見つからない

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水虫・爪白癬 − 根気よく治療すれば治ります

水虫を放置すると爪にまでカビが侵入し爪白癬になります。
水虫については、まず感染しないため毎日足の指・スキマをきちんと洗う習慣。蒸れる靴を避けるか靴下をよく穿きかえること。感染してしまったら、軟膏を1日1回きちんと塗り続けること。
爪白癬は爪をけずって軟膏を塗り続ける方法もありますが、内服薬の方がよく効きます。ただし数ヶ月の内服が必要かもしれません。内服前後には副作用チェックの採血を行います。
見落としてはいけないのは、糖尿病の有無。糖尿病の人は水虫になりやすいのです。


《こんな方は来院をおすすめします》
・ 足がにおう、皮膚がめくれてかゆくて水虫のようだ
・ 市販薬で治らない、市販薬で悪化した
・ 爪水虫を治したい
・ 糖尿病だが足指の間がじくじくする

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帯状疱疹 − 初期治療が大切

いわゆる2度目のみずぼうそう。子供の頃に罹ったみずぼうそうウィルスが神経内に潜み、その後体の片側に痛みを伴う発赤小水疱と共に出現する。
とにかくちくちくピリピリ痛い。多くは痛みと発赤が同時に出るが、痛みだけ先行する場合もあり、時に診断に迷う。
治療は早めに特効薬内服か点滴を行うことと、痛み止めを積極的に使うこと。
問題は、特に高齢者で後遺症として痛みの一部が残る場合があることですが、最近はかなり効果のある薬が使えるようになりました。


《こんな方は来院をおすすめします》
・ 顔や体,手足の片方が急にチクチク痛く赤くなってきた
・ 帯状疱疹の痛みがなかなかとれない
・ 広範な帯状疱疹のため癌など合併症が心配だ

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繰り返すおでき − 最短手段は切除

背中や胸・顔に直径0.5p〜3pの中央に陥凹がある隆起で、押すと中に貯まった臭い脂が出る。時々感染して赤く痛むおできになる。
「粉瘤」と言い皮下の「袋」に皮脂が貯まり大きくなったもの。スモーカーに多い印象です。
軽いうちは切開して中身を押し出し、袋をかき出すだけで2人に1人は治ります。繰り返し盛り上がり感染する場合は「袋」ごと切り出さないと治りません。外来での小手術です。当院では水曜日と土曜日の午後に予約で行っています。

《こんな方は来院をおすすめします》
・ 決まった場所にくり返しおできができてうっとうしい ・ 最近皮フの中に小さいかたまりができて押すと臭い脂が出る ・ 皮下の盛り上がりが最近痛くなってきた

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手足のイボ − ウィルスが原因・抗体ができれば治ります

よくあるイボですが、足裏の体重がかかる部位にできて大きくなると歩くたびに痛い。
これはイボウイルスが皮フに寄生して固まりとなったもの。
治し方は@「液体窒素」で凍らせる方法、結構痛い。同時にAハトムギやH2ブロッカーの内服(裏ワザ)。
いずれもウィルスに対して免疫を作るのが目的です。数回凍らせても一向に治らなければ麻酔してほじくって取ってしまう方法もあります。毎度の冷凍凝固の痛みに耐えるよりマシかも。
モグラたたきのように大きくしないのを目標に、時々冷凍凝固する方法もあります。

《こんな方は来院をおすすめします》
・ 足の裏や手にイボができた。なんとかしたい
・ 何度冷凍凝固しても治らないイボ

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やけど − まず氷水でしっかり冷すこと

まずビニール袋に氷と必ず水を入れて皮フに直接押し付けて、しびれて痛くなるほどにすぐにしばらく冷すことです。(水を入れないと冷凍やけどしますから注意)
またタオルでくるまず直接皮膚にビニールごと押し付けるのがポイントです。その後、発赤だけならば数日で治ります。水疱が生じたら来院が必要。早く治るための皮膚処置のコツがあります。
湯たんぽの低温やけどは皮下深くまでじんわり広がり、深くえぐれるやけどになる場合があります。要注意です。

《こんな方は来院をおすすめします》
・ 熱湯,ストーブなどで体の一部をやけどした
・ やけどのあとが痛くなり嫌なにおいがしてジクジクして治らない

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にきび − 跡を残さないために治療する

押さえると芯のあるにきびは跡が残る場合があり、要注意です。
15〜25歳には多少のニキビなのが当然なので、細かいニキビまで気にしないことが大切。
夜更かし・便秘・緑黄色野菜(にんじん、ほうれん草など)を食べない生活など、是非改善して下さい。
また、厚化粧はどうしてもニキビを深く大きくしてしまい跡が残りやすくなります。
一時的な抗生物質・漢方薬・ホルモン剤などの内服や各種外用薬・ケミカルピーリング石けん・面疱(めんぽう)圧出棒による正しいつぶし方などを組み合わせて治療します。
《こんな方は来院をおすすめします》
・ ニキビで困っている
・ 薬やスキンケアーのやり方がわからない

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陥入爪 − 爪のへりを切らないように!

主に足の親指の爪の両側が肉に食い込んで痛くなり、時に感染する。痛いから爪のへりを切り、さらに深爪にすると肉に食い込みながら伸びるため、さらに長期間痛みが続く。
まずは爪のへりを切らないことが大切。それから窮屈な靴で足指先が押されたり、逆にブカブカの靴で指先が靴裏にぶつかるような靴は止めましょう。
一般的注意と感染、時には抗生物質の内服を行ない、それでも治らずうっとうしい場合は簡単な小手術で爪の外側を根本から切除します。


《こんな方は来院をおすすめします》
・ 陥入爪が痛い、感染もしているようだ
・ 陥入爪の手術が怖い

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脱毛症

脱毛にも原因がいくつかあり、対処法も異なります。
@ 男性型脱毛症
遺伝性がある男性ホルモンによるもので、別名AGAと呼ばれています。
詳しくは →若年性脱毛症のページへ

A 円形脱毛症
自覚症状がなく突然頭に1個〜数個のコイン大のハゲができます。
多くは数ヶ月以内には治りますが、中にはくり返す方もいます。5年以内に4割が再発するとのデータがあります。
毛根の急変異常や緊張ストレスによる血行障害を言われますが、詳細不明。
バランスのとれた食事と睡眠が第一。薬としてはSADBE塗布(炎症を計画的に引き起こすことで正しい免疫を賊活させる治療法)を主に、抗アレルギー剤・ステロイドローション等を用います。ビタミン剤や安定剤を用いる場合もあります。

B 内科的疾患による脱毛
内臓疾患により全身が衰弱し、毛髪まで十分な栄養が送れなくなったため。甲状腺機能異常糖尿病貧血肝硬変など、まず内科の病気を治すことで改善します。

C 女性のひまん性脱毛症
中年以降の女性に多く、頭全体(特に頭頂部)の毛が薄くなる。老化(特に60歳以上)・ストレス・極端なダイエット・過度のヘアケアなど、原因により対処します。

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紫斑(皮下出血)

皮膚や粘膜で血液が血管から漏れるために生じる。普通は数日から数週で消失してしまうが、原因によっては出現をくり返します。
発症がいつからか、再発するか、誘因はあるか、感染・発熱を伴うか、他の基礎疾患の有無、家族内発生、服薬状況はどうかなどチェック。
原因は血小板の減少症、血小板の破壊の亢進・小血管の脆弱化などに分かれる。
血液検査に血液疾患・膠原病・アレルギー疾患などを調べます。

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手荒れ

人の皮フ表面は皮脂膜が覆い、内部を保護しています。素手で石鹸・シャンプーを使い過ぎず、油等のハンドクリームを予防的に用い、その上に綿の手袋をはめ、防水手袋を用いる事です。かゆみが強ければステロイド軟膏や内服薬も用います。
神様は石鹸・シャンプーを使い過ぎても大丈夫なように人の皮フを作ったわけではありません。こまめな予防に心がけることが大切です。

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掌蹠膿疱症

手のひらと足の裏にかゆみの少ないプツプツで黄土色の膿疱ができて、なかなな治らない。一見水虫のようだが、調べてもカビが居ない。慢性に続く嫌らしい病気です。
原因は扁桃腺・胆のう・歯周部に居ついた菌によるアレルギー反応であったり、歯の金属アレルギーであったり、原因は様々。
できる範囲で調べてもなかなか原因はつかめません。軟膏治療や、試した抗生剤を用いてみるなどして対処。金属アレルギーのチェックも必要ならば行います。

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爪の異常

爪の変化は様々で、すぐに見えるので外来に相談によく来ます。
色の変化・表面の形の変化・爪のくい込み(陥入爪)・爪水虫など、比較的診断は容易です。特に爪水虫と陥入爪の治療は確立されています。
爪水虫:軽度は塗り薬、重度は内服薬等(約6か月〜1年かかります)
陥入爪:軽度は形状記録合金やワイヤーによる矯正、重症は爪の根本からの切除です。そもそも爪のへりの切り過ぎや靴の間違った履き方など正さねばならぬ事もあります。

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疾患別 小児

呼吸困難

喘鳴が、@吸気時か A呼気時か Bそれ以外か、に分けます。
@の多くは上気道狭窄(気道異物・過剰な分泌膣物など)
Aは喘息・細気管支炎
Bは心不全など
全身状態、食欲、顔色などで直感的重症度をチェックして早急な対応が必要な場合があります。

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嘔吐

子供はとにかくよく吐きます。原因は年齢によって様々ですが、脱水の程度のチェック、意識状態はどうか、慢性か、胆汁性か、発熱・下痢・便秘などはないか。
さらには、アレルギーはどうかなど聴くべきことが多い。

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下痢・血便

これも頻度が高く、原因も様々。やはり脱水の有無がポイント。血便の多くは迅速な対応を要する事がもちろん多い。(小児に痔はまずありません)

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低身長・成長障害

母子手帳の成長グラフをよく見ることです。−2SD(小児全体の2.3%)以下は問題。または、右上がりに順調に伸びていた成長グラフが、急にその角度を落とす場合も要注意です。

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熱発を伴う発疹

大切なのは発疹自体ではなく、背景の病気による全身状態の良し悪しです。
ウィルス性(突発疹・麻疹・風疹・水瘡・単純ヘルペス・伝染性紅斑・手足口病・伝染性単核球症)
細菌性(溶連菌感染症・SSSS など)
川崎病
などに分かれていますが、いずれもかなり特徴的なので比較的診断は容易です。

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熱発を伴わない発疹

かゆみの有無と、皮膚の表面の荒れの有無、皮下出血の有無などに分け、診断していきます。

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伝染性疾患登園登校の目安

インフルエンザ・水ぼうそう・麻疹等の登園登校許可の目安についてこちらをご覧ください。

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疾患別 その他

漢方治療

漢方薬を用いる前に、もし行なわれていなければ、各種検査にて症状を引き起こす原因をきちんと調べることを、まずお薦めします。(もし、癌が隠れていたら一大事ですからね。)
漢方希望の方の中に西洋医学すべてを拒否してきた方がいるからです。
次に、西洋薬治療と漢方薬治療を較べて、明らかに前者が優れている場合は(ストレス、うつ、生活習慣病など)そのむねを説明いたします。
上記の後に漢方適応の患者さんについて、積極的に漢方治療します。

漢方薬治療が秀でた疾患は以下のごとくです。
慢性胃腸炎・慢性前立腺炎・膀胱炎・神経痛・慢性頭痛・アレルギー性疾患(鼻炎、皮膚炎)など…

※漢方薬は元々自然界に存在する「生薬」を病状に応じて組み合わせ煎じて内服します。
しかしこれでは手間がかかり飲みにくいため、コーヒーでいえば豆そのものにあたる生薬ではなく、インスタントコーヒーにあたる「エキス剤」が開発されています。
当院では日本で発売されているエキス剤のほとんど揃えており、必要な患者さんには生薬による煎じ薬を処方しております。

参考 ツムラ 漢方情報(外部サイト)

《こんな方は来院をおすすめします》
・ 通常の治療でよくならない慢性病で、漢方希望の方
・ 西洋薬に漢方を併用したいと考えている人
・ 市販の漢方薬ではなく保険が効く漢方がほしい人

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勃起障害(バイアグラ治療)

「性交時に十分な勃起が得られないか、十分に維持できないため満足な性交が行えない状態」で、男性の多くに起こり得る病気です。
年齢と共に増しますが、ストレスや生活習慣病(糖尿・高血圧・高脂血症・ヘビースモーカー・飲酒過多)による血管障害が原因のこともあります。原因の確認に加えバイアグラ・レビトラ等必要な方に処方いたします。
処方せん料 1000円+1錠あたり1300〜1400円です。

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若年性脱毛症(プロペシア治療)

思春期以降の若い男性に最多の脱毛症で、AGAとも呼ばれ遺伝や男性ホルモン(5αDHT)が毛根に結合することが原因と言われています。
プロペシアはこの5αDHTを制御させることで発毛を促します。内服後2〜3ヶ月以降で効果が出て来ます。外用薬ではリアップが有名ですが、統計ではプロペシアの方が効果が高い。また、同時に両者を用いることもできます。
プロペシア希望の方は御相談下さい。
処方せん料1000円  プロペシア1錠250円です。

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プラセンタ治療

人間の胎盤から抽出された各種アミノ酸・ミネラルの入った注射薬です。効果は多岐にわたりますが、更年期障害・肌荒れ・疲労回復・肝障害などに効果が期待できます。
・ ラエンネック 筋注 週1回
・ メルスモン  筋注 週1回  800円〜1000円/回

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検査での異常別

肝障害

→疾患別 肝炎のページ

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糖尿病

日本成人の1/3とも言われる国民病です。合併症が進んで初めて症状を自覚するので、症状が現れるのを待っていては手遅れです。是非外来を受診して下さい。詳しくは糖尿病のページ

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高血圧

→疾患別 高血圧のページ

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高脂血症

→疾患別 高脂血症のページ

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メタボ(肥満)

昔の成人病。生活習慣病の集合体。
「メタボ」の基準を満たした方は動脈硬化が進みやすく、将来的な脳・心臓・腎臓などの障害が起こりやすい。
まずは病気の理解をして頂くためにも是非来院を。
詳しくは疾患別 心臓病のページ

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腎機能

→疾患別 腎臓疾患のページ

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貧血

まずは貧血の分類。 次に原因検査を行います。 詳しくは疾患別 貧血のページ

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胸部X線の異常

胸部X-Pの検査と必要な胸部CTチェックです。当院で検査可能です。

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胃バリウムの異常

良性か悪性かの区別、ピロリ菌の有無のチェックが必要になります。胃カメラが2次検査となります。
詳しくは疾患別 胃疾患と胃カメラのページ

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便潜血反応陽性

100人中95人が痔、数人がポリープ、1〜2人が大腸がんという感じです。バリウム検査が必要です。
詳しくは疾患別 大腸疾患と大腸カメラのページ

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